インパルスの板倉俊之

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お笑い芸人・インパルス板倉俊之が10日、エッセイ集『屋上とライフル』の刊行記念トークショーを都内で開催。ファンからの質問コーナーに進んだところ、その質問者が爆笑をさらう場面があった。

ファンの一人から「以前、どこかのインタビューで『自伝の依頼は断っている』と読んだことがあります。この本で、自分のエピソードを本にしようと思ったのはナゼ?キッカケがあるんですか?」との質問が飛んだ。

板倉は「僕は、そうなんです。『自伝を書いて下さい』という依頼だったら、断っていたと思います。僕のイメージとして、自伝って、見ている人に、得るものがあったり、勇気を与えたり感覚があります。読んだ後に、自分も頑張ろうと思えたり…。そういう意味での過去は、自分にあんまり無いからです。小説をこれまでイッパイ書いてきて、今度は肩の力を抜いて、あの話は面白かったなと思えたことを文章でやってみようかなと思って、出来上がった本です」と返答した。

答えを聞いたファンがまた口を開いて「でも私、noteで書かれている話、共感できることが多くありました。あのー、自信を持っていいんじゃないでしょうか」とポツリ呟いた。

思わぬやり取りが起きて、会場じゅう大きな笑いに包まれた。板倉も大笑いしながら「自信を持てよってことですか?」と確認して笑いを起こし、ファンの方は「イヤ、イヤ…そんなつもりじゃ…」と首を横に振りながら「私はちゃんと元気をもらったんです」と付け加え、必死に伝えようとした。「もし、そうだったら、僕にとって一番イイことですね」と素直に喜ぶ表情を見せていた。

本書は、noteに投稿して話題を呼んだ内容と書き下ろし作品を併せて書籍化したもの。これまで発表してきた小説作品とガラリと違う、日常生活で起きるさまざまな物事を、ユーモアに富んだ文章に書き換えた自身初のエッセイ本を生み出していた。

▼ エッセイ集『屋上とライフル』を手にした、板倉