今週デビュー戦を迎えるライスネイチャ(写真右、撮影:井内利彰)

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 今春に35歳でこの世を去ったナイスネイチャがいる血統。そして、馬名がそのナイスネイチャと母オムスビにちなんでいるライスネイチャ(栗東・松永昌博厩舎)。今週、13日の小倉芝1200mでデビューする予定だが、その最終追い切りを今朝9日に行っている。

 レースでも騎乗予定の角田大河騎手が跨り、新馬クリノフロンティアとの併せ馬。Dコースへ3コーナーから入場したが、最初はポリトラック馬場でダグからキャンター。その後、2コーナーまで進んでいくと、芝馬場に入って、1馬身ほど追走するような形の外で6F標識を過ぎていく。

 3コーナー手前で前に並びかけると、ラップも速くなって、2頭がいいスピード感で4コーナーを駆け抜けていく。最後の直線に向いたところで、最初に仕掛けたのが内。外も遅れそうかなという感じはあったが、促していくと、しっかりとついていって、最後は同入のゴールだった。

 時計は6F79.7-5F63.8-4F49.1-3F35.6-2F23.4-1F11.5秒。ゴールに向かって、きれいな加速ラップを踏むことができており、手応えにも余裕があった。先週金曜日にはジョッキーが騎乗して、ゲートからの追い切りも敢行。そこでは出の速さとダッシュ力を確認できたということなので、どんな走りを見せてくれるか非常に楽しみ。

(取材・文:井内利彰)