小倉記念に出走予定のスカーフェイス(c)netkeiba.com

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 サマー2000シリーズの3戦目として行われるハンデGIII。小倉2000mは2角からなだらかに下り続けるコースで、特に上級戦だと前崩れの展開になることもしばしば。コース適性や展開の助けで大駆けする馬も珍しくない。

1.高速馬場だが差しが決まる

 近10回で、4角5番手以下だった馬が12連対。高速馬場で1分57秒台の決着になるのも珍しくないレースだが、行った行ったでは決まらないことが多い。

2.前走の4角位置に注目

 過去10回で、前走4角3番手以内だった馬は[1-0-4-28]で複勝率15.2%と苦戦傾向。対して、4角7番手以下は[5-8-3-54]で複勝率22.9%。差しが決まりやすいレースで、前走に関しても控えていた馬が好走してきやすい傾向。

3.距離延長組は苦戦傾向

 過去10回で、今回距離延長の馬は[1-4-2-37]で複勝率15.9%なのに対し、前走も2000mだった馬は[8-4-7-55]で複勝率25.7%、今回距離短縮の馬は[1-2-1-11]で複勝率26.7%。距離延長組は苦戦気味。

 スカーフェイスはここ3走が案外だが、追い込む脚は見せており見限るには早計。小倉は昨年の小倉大賞典以来だが、当時の走りからしてコースは合っていそうで、例年のように差しが決まる流れになれば出番はありそう。