初の直千競馬が合いそうなアジアノジュンシン(22年12月撮影、ユーザー提供:シュウさん)

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 新潟10Rの驀進特別(3歳上・2勝クラス・芝1000m)はアジアノジュンシン(牝5、美浦・奥村武厩舎)のスピードを買う。

 過去15戦は全てダート1400m以下。ただ、芝がダメと決め付けるのは早計だ。例えば前々走の1勝クラス(中山ダ1200m)では、スタート直後の芝で抜群の二の脚を見せていた。前走の2勝クラス(中山ダ1200m)にしても昇級戦、かつ大外枠が影響してハナには行けなかったが、やはり芝での走りは悪くなかった。さすがに芝向きとは言わないが、芝ダート兼用の可能性は大いにあるだろう。

 血の後押しもある。アジアエクスプレス産駒のJRA84勝の内訳を見ると、芝で6勝、ダート78勝だから、ダート向きは明らか。ただ、新潟芝1000mでは延べ7頭が走り、21年はやぶさ賞をキモンブラウン、23年韋駄天Sをメディーヴァルが制しているように、高い適性を示しているのだ。しかも、2頭はこれが芝初勝利だった。 “二度あることは三度ある”でアジアノジュンシンも好配当の使者となることを期待したい。