フジテレビ「真夏のシンデレラ」公式サイトより

写真拡大

2023年7月24日放送の月9ドラマ「真夏のシンデレラ」(フジテレビ系)第3話に、新海誠監督のアニメーション映画「秒速5センチメートル」が登場するシーンをめぐり、視聴者の注目を集めた。

「やっぱり運命だな、俺たち」

第3話では、息子を持つシングルマザーの小椋理沙(仁村紗和さん)と、溺れた彼女を人工呼吸で救ったことをきっかけに一目惚れしたライフセーバーの早川宗佑(水上恒司さん)の仲が発展した。宗佑の自宅で酒を飲んでいる際、理沙が「秒速5センチメートル」の円盤が置いてあることに気付くと、宗佑は「子供の頃、初めて映画館で見たのがそれだったから」と説明。すると理沙は驚いた表情で「えっ、マジで? 私も」と明かし、宗佑が「やっぱり運命だな、俺たち」とキザにアプローチをすると、理沙は「運命とか言われたらウソでも嬉しい」と笑顔を浮かべる。見つめ合った2人は良い雰囲気となり、キスをするのだった。

2人が距離を縮めるきっかけとなった「秒速5センチメートル」が公開されたのは、現在から16年前の2007年3月。仁村さんは28歳、息子役の石塚陸翔さんは8歳だが、理沙の年齢設定は明かされていない。視聴者からはインターネット上で

「20代男女が映画館で子どもの頃はじめてみたのが秒速5センチメートルってマジですか?ジブリでもディズニーでもドラえもんでもなくて???え??」
「子供の頃はじめて映画館でみた映画が秒速5センチメートルは確かに運命かもしれんな......ありえないもんな...」
「『新海誠の青春こじらせ男子向けの単館上映系アニメ映画に子供連れて行く親』を持つ者同士、付き合ったらうまくいきそう」

などと、ツッコミを入れる声があがった。

新海監督は放送後に自身のツイッター(現・X)を更新。「『秒速5センチメートル』を登場させていただけて感謝です!」とお礼をし、「設定考証的にどうかな?とは制作側にお伝えはしたのですが笑、それでも、ということでしたので。嬉しいです」と裏話を明かした。