キンプリ冠番組終了…ファンの心を引き裂いた「23時過ぎの脱退発表」と、待ち受ける「いばらの道」
2019年の『NHK紅白歌合戦』のリハーサルに臨んでいたKing&Princeの5人。左から郄橋海人、岸優太、平野紫耀、永瀬廉、神宮寺勇太(写真・田中昭男)
King&Princeの冠番組『King&Princeる。(キンプる。)』(日本テレビ系)が、5月20日の放送をもって終了する。4月15日の放送で発表された。
通常放送は、5月13日が最終回となり、20日は午後7時56分から、2時間スペシャルが放送される。番組の終了は、メンバーの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太のジャニーズ事務所退所にともなうもの。3人は5月22日に脱退する。
「2021年5月に特番としてスタートし、翌年の1月からレギュラーとなった同番組。スポーツ報知によれば、日本テレビの編成部長は、3月時点で『番組を終了する予定はない』と語っていたそうですが、一転して終了。
いよいよ、“時期” が迫ってきていることを実感させる一報に、ショックを隠しきれないファンも多いようです」(週刊誌記者)
それは、2022年11月4日、23時過ぎのことだった――。
ジャニーズ事務所は平野、岸、神宮寺の3人の退所を発表。残る郄橋海人、永瀬廉はジャニーズに残り、「King&Prince」として活動を続けることも発表された。
この日は21時から『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にメンバー全員が生出演。22時から、平野主演のドラマ『クロサギ』(TBS系)が放送されるとあって、業界内では動揺が広がっていた。
長年、マスコミ業界に携わる関係者は、当時、本誌にこう話していた。
「23時過ぎの発表には驚きました。滝沢秀明氏のジャニーズ事務所退社の際もそうでしたが、通常は新聞朝刊に間に合う時間帯に “情報解禁” になることが多いんです。それを考えると、今回の発表は異例の形だったと思います」
別の理由から「脱退情報」を信じられなかったマスコミ関係者もいた。
「キンプリは、ジャニーズのなかでもダントツの仲のよさを誇っていました。
最近では、10月9日に決勝がおこなわれた『F1日本グランプリ』にキンプリメンバーが来場したのですが、現場には、2021年3月末に脱退・退所した岩橋(玄樹)君がいたんです。
サーキット場から見上げて、スタンドにいる岩橋君を見つけるなり、5人は手を振って岩橋君を含めた “自撮り” をしようとしたり、後には6人で写真撮影をしたりしたほど。
もともと、デビューの際にも平野君が『6人一緒にデビューしたい』と、ジャニー喜多川さんに直談判したのは有名な話です。なので、キンプリの5人がバラバラになるとはまったく思えなくて……」
前出の週刊誌記者は、脱退した3人を待つ “いばらの道” についてこう語る。
「近年、ジャニーズ事務所所属タレントの退所が増えています。不祥事などを起こし、やむを得ずというパターンや、今回のように海外進出を目指してなど、理由はさまざま。
彼らは “辞めジャニ” と呼ばれ、その後の活動も注目され続けます。しかし、ソロで芸能活動を続けていくには、地上波が取り上げてくれないと、かなりきつい。退所しても、ある程度のファンはついてきますが、それ以上にファンが広がっていかないからです。
ライブ活動はできますが、グループ時代の有名な楽曲は使えませんからね……」
脱退を目前に控える3人、そして残り続ける2人の胸中はいかに――。