「正しい合流なのにクラクションを鳴らされた」高速道路でモヤッとしたエピソード
旅行や帰省をはじめ、長距離の移動に利用される高速道路は、どこか非日常的な「ワクワク感」を抱かせてくれます。
ぜひとも「楽しい思い出」の一環として残しておきたい高速ドライブですが、一般道とは異なる状況が生じやすいことから、困惑してしまうドライバーもいるようです。
今回はドライバーの方々に、「高速道路でモヤッとした経験」について話を聞きました。
これが「正しい合流方法」なのに……
休日の高速道路には渋滞がつきもの。低速のため大事故のリスクは少なくなるものの、合流時には「どのタイミングで入れてもらうか」と頭を悩ますこともあるでしょう。
「渋滞中の合流レーンに並んでいたのですが、自分の前方にいる車はどれもレーンのかなり手前の方で合流していました。でも、以前どこかで『混雑時にはレーンの一番奥で合流するのがスムーズ』という情報を目にしたことがあったので、自分は一番先まで行って合流しようとしたんです。
ですが、本線の車を追い越していったことがズルいと思われたのか、ウインカーを出すと後ろの車に思い切り車間を詰められて……仕方なく次に入ろうとしたら、今度はクラクションを鳴らされ阻止されてしまいました。
結局そのときは、入れてもらえたのは4台目でしたね。『全体にとって効率的なやり方を選んだだけなのに』と思いましたが、それ以降先頭での合流はやらなくなりました」(40代男性)
高速道路の合流地点で渋滞が起きている場合には、合流車線の先頭で1台ずつ交互に本線へと入っていく「ジッパー合流(ファスナー合流)」がもっとも効率的といわれています。
実際に、NEXCO中日本はこの合流方法の定着に向け、一宮JCTの合流レーンにおけるラバーポール区間を延長。先頭地点での合流を促した結果、渋滞削減効果が報告されています。
ただ、依然としてジッパー合流の効率性が広く認知されていない面もあり、「ズルいやり方」と受け止められることもあるようです。
反対に、合流車線の手前で本線に入る方法は、合流タイミングが不規則になりやすく、余計な減速機会が生じるため非効率的とされています。渋滞時の合流では、大局的な視点から、ジッパー合流を心がけたいところです。
SAで「煽りドライバー」に鉢合わせして思わず……
高速道路を走っていると、しばしば猛スピードで追い越し車線を走る車に出くわすことがあります。煽り運転や危険な車線変更を繰り返しているケースも見られますが、その際には多くの方が「ヘタに関わらず無難にやり過ごす」という選択をすることでしょう。
しかし、車外で「煽りドライバー」と鉢合わせしたという珍しいエピソードも聞かれました。
「高速の追い越し車線を走っていて、前が詰まっている状況で、後ろからすごいスピードでスポーツタイプの輸入車が迫ってきました。そのままベタ付けされたので、『前が見えないのかよ』と思いつつ、厄介そうなので一旦左に避けたんです。
今度は前のトラックを煽りだし、しかも車を大きく右左に振って威嚇するので、こっちに吹っ飛んで来ないかヒヤヒヤしましたね。その後も煽りやジグザグ走行を繰り返して、前の方に消えていきました。
でも、次のパーキングに寄ったときにたまたまその車を見つけて。一瞬立ち止まってジッと見ていたところに、ちょうど持ち主が帰ってきたんです。意外と普通の、痩せたオジサンでしたが、低い声で『何?』と威圧的に詰め寄られて……とっさに『いや、カッコいい車だなって』と答えてしまいました。
オジサンは『あっそう』といって車に乗り込み、大きな音を立てて去っていきました。煽り運転をする人間に媚びてしまった自分が情けなく、しばらくモヤモヤしていました」(20代男性)
非常識な運転をするドライバーに対して、「悪い行為を自分が正さなければ」と考える人もいるかもしれません。 しかし、注意されたことに腹を立てた相手から、暴力を振るわれてしまうケースも散見されます。
釈然としない思いは残りますが、無用なトラブルを避けるうえでは、上の対応は間違っていなかったのでしょう。
カードが入っているのにETCゲートが開かない⁉
料金所をスムーズに通過するうえで今や必須となったETC。大多数の車がETCレーンを利用していますが、なかには「ゲートが開かない」というトラブルも。
「入り口では普通にETCレーンから入れたのに、出口でバーが開かなかったことがあります。慌ててブレーキを踏んで停車しました。
ETC車載器はピーピー鳴っているし、後ろからクラクションを鳴らされるし、軽くパニックになりましたが、すぐに係の人がインターホンで案内してくれて、その場で待つよう言われました。
接触不良だったのか、カード自体には問題なく、係の人にその場で処理してもらいました。後ろの人に迷惑をかけてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたね。
それ以来、料金所付近では必ず車載器のランプをチェックするようにしています」(40代男性)
一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)の発表によれば、ETCゲートが開かないケースの約65%が「カードの入れ忘れ」もしくは「差し込み不良」であり、約33%がETC非搭載車の進入によるものだといいます。
なお、万が一ETCゲートが開かなかった場合には、絶対に後退してはいけません。ゲートに設置されているインターホンなどで係員の指示を仰ぎ、それに従うようにしましょう。
ETCゲートに限らず、トラブルが起きた際には衝動的な動きを避け、落ち着いて対処することが大切です。心に余裕をもって、高速ドライブを楽しみましょう。
