河井克行元法務大臣から現金を受け取ったとして略式命令を受けた元県議が不服として申し立てた裁判が結審しました。

宮本新八元県議（６３）は２０１９年の参議院選挙をめぐって河井元法務大臣から現金あわせて５０万円を受け取ったとして、罰金２５万円、公民権停止５年などの略式命令をうけましたが、これを不服として裁判を申し立てていました。

２０日の裁判で検察側は「買収の趣旨を認識していた」などとして罰金２５万円、追徴金５０万円を求刑、公民権停止期間は短縮すべきでないと主張しました。

一方、弁護側は「陣中見舞いと認識して受け取った」「現金は返還している」などとして追徴金の撤回や停止期間の短縮などを求めました。

判決は来月２０日に言い渡される予定です。