トヨタ自動車(写真:AP/アフロ)

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ロータス・カーズがトヨタ自動車に贈呈した「ELISE-R(エリーゼR)」が中古車として売却されているとして、2022年8月26日にSNS上で話題になった。

「会社として持っていると資産になってしまうからです」

ツイッターで8月25日、自動車販売店「LOTUS 東京」公式サイトで、上記のエリーゼRが中古車として販売されているページをスクリーンショットして紹介する投稿があった。

当該ページによると、車種名は「2011y New ERISE-R 2ZZ Memorial Edition」と表記されており、8月26日12時までに「売約済み」と書かれている。車を紹介する複数の写真の下には、メーカーオプションやディーラーオプションの価格が紹介されている。

「新車時参考価格」としては、合計746万3380円と提示されている。補足情報には次のように書かれている。

「2ZZエンジン搭載『ELISE-R』一番最後に生産されたメモリアルな1台です。LOTUS社からTOYOTAの豊田社長へ贈られた、世界に1台のみのモデルとなります」

複数のウェブメディアによると、ロータス社が10年9月17日、東京・英国大使館で前述の車をトヨタ自動車の豊田章男社長に贈呈したと書かれている。

なぜトヨタ自動車はエリーゼRを売却したのか。トヨタ自動車広報部は22年8月26日、J-CASTニュースの取材に対し「会社として持っていると資産になってしまうからです」と答えた。また、「個人としてではなく会社として贈呈されたものです」としている。