家族と初めての散歩で大金を掘り当てた子犬(画像は『Metro 2022年4月20日付「Retriever puppy digs up sovereign coins worth £6,000 on first walk」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット)

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9歳の娘にサプライズプレゼントとして子犬を迎え入れたイギリスの一家が、子犬の初めての散歩に連れていった。すると子犬は突然立ち止まり、脇目も振らずに地面を掘り始めると土の中から何枚もの金貨が出てきた。この金貨は19世紀のものでその価値は約100万円に相当すると判明し、飼い主は「とても信じられない」と驚いたという。『People.com』などが伝えている。

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英ランカシャー州ブラックプール在住のアダム・クラークさん(Adam Clark、51)とパートナーのキム・マグワイアさん(Kim Mcguire、37)は今年3月、9歳の娘アリシア・クラークちゃん(Alicia Clark)にサプライズで子犬をプレゼントした。“オリー(Ollie)”と名付けられたその子犬はラゴット・ロマニョーロ(lagotto romagnolo)という犬種で、その優れた嗅覚と記憶力でトリュフ狩りに使われている。またアダムさんは動物の毛にアレルギーを持っており、ラゴット・ロマニョーロの被毛は低アレルギー性であるとアリシアちゃんが調べたのでオリーを迎え入れることにしたという。

そして3月30日、一家は同地域のビスファムにある公園「Gala Field」を訪れ、オリーにとって初めての散歩を行った。アダムさんは「いったいオリーは何を探し当てるかな?」とオリーのラゴット・ロマニョーロらしい一面を楽しみにしていたが、予想を超える結果を目の当たりにすることになった。

「歩き始めてから10分ほどが経過した時、オリーが突然立ち止まって一心不乱に土を掘り始めたのです」とアダムさんは当時のオリーの様子を明かす。しばらく見守っているとオリーが掘り返した土の中から多くの金貨が見つかり、アダムさんは「とても信じられなかったですよ」と目を丸くした。

アダムさんは驚きながらもオリーが持ち前の本能で掘り当てた金貨15枚を持ち帰り、その価値を確かめるためにコインの鑑定や売買を行う会社「Chards Coin and Bullion Dealer」へ持ち込んだ。鑑定の結果、金貨は英国の君主が刻まれた「ソブリン金貨」と呼ばれるアンティークコインを代表するものの1つで、19世紀に使用されていたものとみられ、合計で5943.96ポンド(約96万円)の価値があることが判明した。

予想を大きく超える金額にアダムさんは大喜びだったが「本当の宝物はオリー自身ですよ」と述べており、「オリーを迎え入れた当時、何か特別なものを感じたんです。オリーをもらったアリシアは大喜びで、初めての散歩に連れ出すのが待ちきれない様子でした」とオリーと出会った当初を振り返っている。

オリーをブリーダーから2000ポンド(約32万2000円)で購入したアダムさんは「投資した金額が3倍になって返ってきました。オリーという“ゴールド・ハンター”を手に入れたので、再び外に連れ出すのが待ちきれないんですよ。オリーは本当に特別な子犬ですから」とコメントしている。

なおオリーは自慢の嗅覚でお宝をもたらしてくれたが、過去には飼い主が乳がんになっていることに気付き知らせ続けた犬の話題も大きな反響を呼んでいた。

画像は『Metro 2022年4月20日付「Retriever puppy digs up sovereign coins worth £6,000 on first walk」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)