チャンピオンズリーグの敗退と、クラブ首脳陣による不祥事を受けパリ・サンジェルマンのウルトラス『Collectif Ultras Paris』は、「現在におけるクラブの状況は、あらゆるレベルにおいて完全に再編成され、日常的に会長が存在する必要がある」とツイッターにて投稿。

　確かに近年の発展に大きく貢献したナーセル・アル＝ヘライフィー会長については、「その恩義は理解している」としつつも「現状において適した人物というわけではない」ともコメント。さらに「クラブにはそれに奉仕する人が相応しく、奉仕される人が相応しいのではない。日曜日のボルドー戦にて我々は、非暴力な行動で不満を示し、このクラブを愛する全ての人々が団結してくれるよう願っている」と言葉を続けた。
　
　ヘライフィー会長とレオナルドＳＤはレアル戦敗戦後、施錠された審判員のエリアへと侵入を試みたとの報道がなされており、強引にロッカールームへと入り込んでダニー・マッケリー主審に詰め寄ったという。マルカ紙ではクラブ関係者の証言として、その様子を携帯で撮影していたスタッフに対して、アル＝ヘライフィー会長が「殺してやる」と怒鳴り、自身のボディーガードに静止され、そしてレオナルドＳＤは撮影したビデオを削除するよう要求したとのこと。すでにＵＥＦＡ側はこのことについて調査を開始した。