本当に住みやすい街を、あなたに ─ Webサービス「TownU」に込められた思い~
皆さんは、今の住まいや街に満足していますか?
アフターコロナの生活様式において、住まいや街選びは日常生活を豊かにするための重要な要素になりつつあります。実際にARUHIとクックパッドが行った『料理と暮らし白書2021』の共同調査によると、新型コロナウイルスの影響によるライフスタイルの変化に伴って、居住地域に求める条件が変化しています。
しかし、実際に住まいや街を選ぼうとすると選択肢が多すぎて困ったという経験をしたことはないでしょうか。そんな方のニーズに応えるため、アルヒ株式会社はAIが自動であなたに最適な街を提案してくれる 「TownU(タウニュー)」をリリースしました。
今回は、新サービスの開発担当者である藤縄さんと榊原さんに、TownUを開発しようとした背景やサービス名に込めた思いを聞いてみました。
※撮影時のみマスクを外しています。
経歴:2015年入社 マーケティング本部 デジタル戦略部
住みたい街:東池袋
◆榊原さん(写真右側)
経歴:2015年入社 マーケティング本部 デジタル戦略部
住みたい街:伊豆
TownUとはどういったサービスなのでしょうか?
榊原さん:TownUは、ユーザーにとって"本当に住みやすい街"を発見するためのWebサービスです。2021年11月11日にリリースしました。現在の対象エリアは、一都四県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)の一部と限定的ですが、随時拡大していく予定です。
TownUでは、家族構成や子育て環境、地域の発展性などの引っ越し先の街で重視する項目を選択すると、一人ひとりのユーザーに合った住みやすい街を提案する「街診断」を開発しました。ARUHIが持つ住宅ローン申込情報をベースに、各省庁が公開している統計情報や不動産相場を利用して、AIがユーザーにとって「本当に住みやすい街」を1~3位のランキング形式で提示します。
藤縄さん:「街診断」以外の機能ですと、気になる街を駅名や路線名から探せる「街情報」の検索機能がありますね。気になる街名を入力すれば、住みやすさが分かる街情報データに加えて、施設MAPや口コミ情報を見ることができます。
こちらの機能も「街診断」と同様に、まだまだ改善中で、今後様々なコンテンツを増やしていく予定です。
TownUのサービスをリリースしようとした背景を教えてください
榊原さん:TownUのアイデアは弊社が開催している「本当に住みやすい街大賞」を進めるなかから自然と生まれました。「本当に住みやすい街大賞」を関東に加えて関西や東海など様々なエリアで発表していくなかで、お客さま一人ひとりに合った本当に住みやすい街を提示できるサービスがあったら良いよねという意見を、数多くいただきました。
そういった話があったなかで、本当に住みやすい街大賞で培ったノウハウを生かして、一人ひとりに住みやすい街を具体的なデータを用いて提供できるサービスを作れないかと社内で議論になりTownUを開発するに至りました。
どういったユーザーに利用していただきたいと考えていますか?
榊原さん:特に、引っ越しや住み替えを考えているユーザーに利用してほしいと考えています。
引っ越しを検討する際には、実家の近くであるとか、自分が行ったことがある街のなかから選びがちですよね。TownUではユーザーに対して客観的に街を提案しますので、提案された街を見て、そういった先入観にとらわれず驚きを感じていただくことができるのではないでしょうか。
藤縄さん:「今まで検討していなかった街」という意外性を、TownUで楽しんでもらいたいなと思っています。私自身も、TownUを使って新たな発見がありましたね。
街診断するときに、自分に合った郊外の街と都心の街を両方知りたくて、条件を変えて診断してみたんです。郊外の街はなじみがある地域だった一方で、都心の街は、御茶ノ水や秋葉原などで今まで住もうと考えもしなかった街が出てきて、正直最初は「え?」って思いました。でも、その街の具体的な情報を見たら、確かに自分の生活スタイルに合っていると感じたんです。
TownUの名称はどのように決められたのでしょうか?
藤縄さん:TownUは、開発当初からARUHIという言葉を使わない名称を付けたいと考えていました。
ARUHIの名前を出すとユーザーの中でどうしても「住宅ローンを契約させるためのサイトではないのか」などのイメージが先行してしまいます。
新サービスではそういった先入観なく、純粋にユーザー自身に本当に住みやすい街を見つけてもらうために利用して欲しいと考えたんです。
そのようななかで、サイトコンセプトを考えるうちにtown you「あなた(ユーザー)のための街」、town new「新しい街を見つけよう」、own「あなた自身に合った」を組み合わせた、「TownU」という名称が良いのではないかということになりました。
今後の展開を教えてください
榊原さん:記事ベースで街や不動産情報を掲載しているメディアは多いのですが、記事だと自身の知りたい情報がどこにあるのかわかりづらいと感じていました。
そこで、TownUでは街の情報の見せ方をカタログ的に整理しました。そうすることでユーザーが興味ある部分だけを気軽に理解いただけるのではないかと考えています。現在は街情報のみですが、不動産の物件情報を同様に見やすさを重視しながら掲載していきたいと考えています。
藤縄さん:長期的な計画では、動画コンテンツも掲載していきたいと考えています。
YoutubeやTik Tokなど動画コンテンツの需要が高まっていますし、動画を通して、「その街に実際に住んでみたらどうなるか」といったライブ感をユーザーに与えられたらと思っています。
まとめ
ライフスタイルが変われば、自分に合った住みやすい街や家は常に変化していきます。今住んでいる街が自分にとっての本当に住みやすい街なのであれば問題ないと思いますが、自身が知らない街で、もっと住みやすい街があるかもしれません。
引っ越しや住宅の購入を考えている方は、一度TownUを使用してみると新しい発見があり面白いかもしれませんね。
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