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「カレー」といえば、ご存知のとおり、日本の国民食を代表するメニューのひとつ。インドカレーと一緒に食べるのはナン、ターメリックライスが一般的ですが、家庭で食べるカレーに欠かせないのはやっぱり白ごはんです。

 日本にはさまざまな銘柄米がありますが、なかでも青森のお米「青天の霹靂」は、カレーと一緒に食べて欲しい、とお勧めしている情報をキャッチ! 今回は特別に、青天の霹靂のおいしさを引き出す専用カレーをいただきました。“専用”とは一体どういうことなのか、かなり気になるところです。そこで、今回は青天の霹靂がカレーに合う理由をご紹介しましょう。

もっちり&甘いだけがおいしいお米ではない

パッケージに描かれた米袋などの図案は、空がパカッと割れて「青天の霹靂」が飛び出してきた様子を表現している

 青天の霹靂は、青森県の新品種で2015年より本格栽培されているお米です。もともとは「ひとめぼれ」などの良食味性を受け継いでおり、ひとつの品種を開発するには交配してから10年かかるのだとか。

青森は冷涼な気候で病害虫の発生が少なく、農薬の使用を抑えることもできている。また、県内で生産される米の安心・安全を確認するため、玄米の残留農薬の検査や放射性物質検査を実施しているそう

 手に取ってよく見ると、粒の大きさは少し大きめな印象。筆者は普段から青天の霹靂をよく食べているのですが、改めて粒が大きいことに気付きました。

一見するだけで粒立ちの良さがわかる。しゃもじを入れる時にも、ごはんが程よくほぐれやすかった

 今回はせっかくなので炊飯器でなくホーロー鍋でごはんを炊いてみました。炊きあがったごはんはツヤツヤで、ふんわりいい匂いが漂ってきます!

筆者が青天の霹靂をよく食べるのも、このさっぱり加減が理由のひとつ。和洋中どんなおかずと一緒に食べてもバランスがいい

 ごはんを食べて最初に感じるのが「さっぱりした味わい」です。そう、これこそが青天の霹靂の特徴。ごはんといえばもっちりして甘いほどおいしいと思われがちですが、青天の霹靂はしゃっきりした食感で味がさっぱりしているので、いろんなおかずに合うんです。

カレーこそ青天の霹靂の良い引き立て役

専用カレーは、青森県産と豚肉とごぼうが入ったまろやかな酸味のスリランカ風カレーとなっている。レシピ開発は編集者でありレシピ本も多数出版するツレヅレハナコさんが行った

 この青天の霹靂のさっぱりした味わいを実感してほしいと登場したのが、「青天の霹靂 専用カレー」です。残念ながらプレゼントキャンペーンはすでに終了しており一般販売はないそうなのですが、もちろんおうちのカレーでもそのさっぱり感は再現できます。

 専用カレーと青天の霹靂を一緒に食べてみたところ、粒立ちの良さや粒のほどけ具合、そしてごはんがさっぱりしていることがそのまま食べるよりもよくわかります。今になって振り返ると、実家で食べていたカレーはごはんが甘すぎた気がするかも。もちろん、それはそれでおいしいのですが、カレーと青天の霹靂のさっぱりとしたおいしさが絶妙で、試す価値アリ!

さらりとしたスープ状のカレーとごはんのさっぱり感で、お互いの良さを引き立てている

 公式サイトでは、青天の霹靂応援大使である料理家の栗原心平さんがカレーレシピを公開しており、カレー好きなら試したくなること間違いなし。「さっぱり」という新たなお米のおいしさを提案する「青天の霹靂」をぜひ食べてみてくださいね。

●DATA

青天の霹靂

http://seitennohekireki.jp

●著者プロフィール

今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。