バルセロナのバルトメウ会長が辞任を発表…前日の続投宣言から一転

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 バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が辞任を発表した。27日、クラブ公式サイトが伝えている。

 バルトメウ氏は27日に会見を開き、その様子をライブ映像で伝えた。スペイン紙『アス』によると会見の冒頭で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で投票プロセスが複雑になり、現在の状況では取締役会が問責決議を行うことができないため取締役会が辞任を決定したことを明らかにした。

 昨シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)で歴史的敗退を喫し、変革の必要性が浮き彫りになったバルセロナ。生え抜きの絶対的エースであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが退団を申し出たが、バルトメウはこれを認めず結局残留。会長に対するファンの不安は次第に高まり、不信任決議に必要な署名は必要な数を大幅に上回り2万以上を集めた。

 不信任投票を目前に控えた26日の会見では改めて辞任の可能性を否定していた。しかし、カタルーニャ州が新型コロナウイルスのパンデミック下にも関わらず11月1日または2日の投票実施を要請したため、不信任投票を待たずしてついに会長の座を退くことを決めた。