1月31日(金)公開の映画『AI崩壊』。“天才捜査官・桜庭”役を好演する岩田剛典の徹底した役作りに注目だ。

(C)2019映画「AI崩壊」製作委員会

映画やドラマに出演するたびに、持ち前の爽やかな笑顔で注目を集める岩田だが、彼の魅力はルックスだけに留まらず<圧倒的な演技力>にあった。

本作で岩田は、大沢たかお演じる主人公で天才科学者・桐生浩介を追う天才捜査官・桜庭誠役を熱演。桜庭はケタ外れの超エリートでクールな性格の役柄だが、岩田は正義感が強く堅物な雰囲気を出すために、スーツにスマートなメガネ・七三ヘアなどビジュアルを激変させた。さらに、撮影中は人間味をそぎ落とした芝居を心掛け、長尺セリフのシーンでも口だけ動かすという徹底振り。そんな岩田が徹底した役作りで作り上げたクールな桜庭の姿は、ぜひスクリーンで確かめてみて欲しい。

(C)2019映画「AI崩壊」製作委員会

映画『去年の冬、きみと別れ』の主人公・耶雲恭介役や、テレビドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』の生田航平役などサスペンス作品で演じた、<見た目とは裏腹にどこか影のある役柄>がハマリ役と高い評価を受けている岩田。パフォーマーとして培った表現力も関係しているが、高い評価の一番の理由は岩田の<徹底した役作り>にあった。

岩田は本作で、海外で人工知能研究をしていたIQの高い天才捜査官・桜庭誠を演じているが、海外から帰国後最年少で警察庁理事官に大抜擢された超エリートという人物像が当初はなかなか掴めなかったと語る。しかし、台本を徹底的に読み込み、さらには“IQが高い人の特徴”とインターネットで調べて人物像を探りながら役作りをしていった。

自身がこだわって作り上げたクールなビジュアルも相まって、岩田は徐々に自然と桜庭の人物像を掴んでいったそうで、「一貫性はありませんが、多分一般的な人の考えの何歩先かを考えて行動する人間だと思ったんです。目の前で起こることはすべて想定内なので、感情を表に出さずある種人間味が薄い芝居をすることに決めました」と語り、入江悠監督の完全オリジナル脚本で参考にするキャラクターがいない中で、役者魂全開でゼロから役作りしたことを明かしている。

そんな岩田の熱演振りに注目の本作は、AIが完全に人間の生活に普及した2030年の日本を舞台に、大沢演じる“逃亡者”の桐生を警察の捜査AIを駆使して岩田演じる桜庭が猛追するサスペンスフルな物語だ。東京オリンピッ クの開催など、まさに節目を迎える2020年に本作が公開される意味を、岩田は「この作品は近い未来の日本を舞台にしているので、この作品を通して10年後の未来の生き方について一人でも多くの方が何かを感じてくれたら、この映画を作った意義があると思います」と、まさにすべての現代人が今必ず観るべき一作であると語った。

映画『AI崩壊』は1月31日(金)より全国公開

(C)2019映画「AI崩壊」製作委員会

映画ランドNEWS - 映画を観に行くなら映画ランド