韓国経済、さらに減速。「中国依存」限界か
韓国は輸出の対GDP比が37%と日本(15%)より高い。輸出全体の4分の1強を占める最大の輸出先は中国。韓国政府が1日発表した10月の輸出額は前年同月比14.7%減で、対中輸出が同16.9%減と大幅に落ち込んだことが響いた。また輸出全体の18%を占める半導体も同32.1%減と落ち込んだ。
韓国経済のけん引役である大手財閥サムスン電子の業績も振るわない。19年7―9月期連結決算の営業利益は前年同期比56%減と大幅に縮小。半導体が不振なうえスマートフォンも伸び悩み、ビジネスに勢いがない。その半導体も、日本政府による対韓輸出管理の厳格化により、在庫が底を打つ「11月危機」説までくすぶる。
経済の悪化はスキルのない若年層(15―29歳)の雇用をむしばみ、同層の失業率は全体(18年3.8%)の2倍以上。「若者は未来に希望が持てない」(韓国のマスコミ幹部)と言われる。本来なら人手不足の日本とは補完関係にあり、日韓の関係が悪化する以前は韓国の若者を日本企業に紹介する就職イベントが活発になっていたが、今の状況ではそれも期待できない。

