共同会見を行う文大統領(左)とプラユット首相=2日、バンコク(聯合ニュース)

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【バンコク聯合ニュース】タイを公式訪問している韓国文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、同国のプラユット首相との首脳会談後に行った共同記者会見で、「(朝鮮戦争への参戦により)血で結ばれた信頼と友情に基づき、韓国とタイの関係が一層深まることを確信している」と強調した。

 文大統領は「今回の会談で戦略的パートナー関係を一層深め、東アジアの平和や繁栄を切り開いていくことにした」として、未来カーやロボット、バイオなど新産業分野でも協力を強化することで一致したと説明。韓国が世界で3番目に次世代の放射光施設を開発したことに言及し、タイが推進している構築事業に参加したい意向を示した。

 また、「東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国のうち、タイの国民が韓国を最も多く訪れ、韓国国民も昨年に約180万人がタイを訪問した」として、両国国民の交流拡大のため、制度的基盤を構築することで合意したと伝えた。

 朝鮮半島の平和・安定に向け、緊密に連携することでも一致したとして、今回の会談に合わせ、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結したことを歓迎。「両国は国防、防衛産業分野で一層強固に協力する」と強調した。