英ロンドン郊外のウィンザー城で、生まれたばかりの赤ちゃんと共に写真撮影に臨むヘンリー王子(右)とメーガン妃(左)夫妻(2019年5月8日撮影、資料写真)。(c)Dominic Lipinski / POOL / AFP

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【AFP=時事】英王室が25日に公表した前会計年度の支出などに関する報告書で、ロンドン西郊ウィンザー(Windsor)にあるヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)の新居の改築に240万ポンド(約3億3000万円)が費やされたことが明らかになり、君主制廃止を訴える団体などから批判の声が上がっている。

 英国の君主制廃止を求める市民団体「リパブリック(Republic)」のグレアム・スミス(Graham Smith)最高経営責任者(CEO)は、「幅広く公共支出が削減されている折に、(王室費の)今年の増加は言語道断だ」と訴え、議会による調査を求めた。

 ヘンリー王子夫妻の新居フログモア・コテージ(Frogmore Cottage)の改築費は、複数の新聞に1面トップで報じられた。

 大衆朝刊紙デーリー・メール(Daily Mail)の王室担当記者リチャード・ケイ(Richard Kay)氏は改築費について、ヘンリー王子とメーガン妃の「広報活動に対する無頓着さとぜいたくに対する本能が、『現代的』な立場であろうとする試みとぎこちなく同居している」との批判の声が上がるだろうとコメントした。

 1760年の合意に基づき、英王室が代々受け継ぐ土地と王室に帰属する土地である「クラウン・エステート(Crown Estate)」からの収入は財務省が管理し、そこから王室の運営費が支出されている。

 2018〜19会計年度の王室の運営費は、前年度の7610万ポンド(約104億円)から8220万ポンド(約112億円)に増加した。

 また王室は2320万ポンド(約32億円)を賃金として支払っており、これは常勤職員463人分に相当する。

 さらに、招待客約16万人の飲食費170万ポンド(約2億3000万円)を含む接待費・家政費に230万ポンド(約3億1000万円)を支出したことも明らかになっている。

 英王室メンバーは今年4月までの会計年度に、国内外で3200回以上の公式行事に参加した。

【翻訳編集】AFPBB News