CBS MarketWatchによると、14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の1月物は、米エネルギー省が同日発表した9日までの週の週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想に反して増加したことから、需給逼迫（ひっぱく）懸念が後退して売られ、前日比52セント安の1バレル＝60.85ドルと反落して引けた。

　　また、同省が発表した9日までの週のガソリン在庫が、前週比180万バレル増加したことから、ガソリン1月物は、前日比0.52セント安の1ガロン＝1.6407ドルと続落して引けた。一方暖房油は、米北東部で寒冷な気候が続いていることから、同0.85セント高の1ガロン＝1.845ドルと続伸して引けている。また、天然ガスは、前日比69.9セント安の100万Btu＝14.679ドルで引けた。同省は15日、9日までの週の天然ガスの週間在庫を発表する予定で、市場では在庫の減少が見込まれている。【了】