XFN-ASIAによると、米ファーストフード・チェーン最大手のマクドナルドは8日、11月の既存店売上高が前年同月比4％増になったと発表した。朝食メニューの売り上げが好調だったほか、営業時間を延長したことで、既存店の売り上げを伸ばした。

　　最大の市場である米国の既存店売上高は同4.8％増と堅調に推移する一方、米国に次ぐ市場である欧州は、前年同期に積極的な販促活動を行った反動で、同0.1％増でほぼ横ばいにとどまった。また、同社は、第4四半期(10−12月)の業績見通しについて、ドル高の影響で、1株当たり0.01ドルの減益となる可能性を指摘したほか、韓国事業で資産評価損1株当たり0.02ドルを計上する見通しであることを明らかにした。

　　8日のマクドナルドの株価は前日比0.44ドル(1.25％)安の34.82ドルと軟調。その後の時間外取引でも、同日終値比0.04ドル(0.11％)安の34.78ドルと一段安の展開となった。【了】