CBS MarketWatchによると、7日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の1月物は、米エネルギー省が同日発表した2日までの週の週間石油在庫統計で、原油在庫が前週比270万バレル増加したころから、需給逼迫（ひっぱく）懸念が後退して売られ、一時1バレル＝60.55ドルをつけた後、前日比73セント安の1バレル＝59.21ドルと反落して引けた。

　　また、同省が発表した2日までの週のガソリン在庫と暖房油やディーゼル油を含む溜出油在庫もそれぞれ前週比270万バレル増加したことから、ガソリン1月物は、前日比1.59セント安の1ガロン＝1.5676ドルに続落、暖房油も同3.54セント安の1ガロン＝1.7366ドルと続落して引けた。天然ガスは、前日比21.1セント（1.6％）高の100万Btu＝13.70ドルで引けた。同省は8日、2日までの週の天然ガスの週間在庫を発表する予定で、市場では在庫の減少が見込まれている。【了】