AFX通信によると、米娯楽・メディア大手タイムワーナー傘下のインターネット大手AOL（アメリカ・オンライン）と米ソフトウエア最大手マイクロソフトは、オンライン広告事業で提携する模様だ。ウォール・ストリート・ジャーナル紙が、関係者の話として6日付で報じた。それによると、現在、協議されている提携内容は、AOLが同サイト内で運用している広告付き検索機能の提供先を現行のグーグルからマイクロソフトのMSN検索に切り替えるというもの。現在、グーグルはAOLに広告収入一部を支払っている関係にある。

　　一方、AOLとグーグルの現行の契約期間が満了となるのは早くとも2006年であることから、AOLが現時点では、マイクロソフトとの提携を行わず、グーグルとの関係を強化する可能性もあるとしている。また、ニューヨーク・タイムズ紙は、関係筋の話として、タイムワーナーとマイクロソフトとの提携内容には、AOLの株式取得は含まれていないと報じている。

　　タイムワーナーの株価はニューヨーク市場で6日、前日比0.11％高の18.25ドルで、マイクロソフトは米ナスダック市場で同0.57％安の27.69ドル、グーグルは同0.32％安の404.54ドルでそれぞれ引けている。【了】