女子にプレゼントしやすい高音質ヘッドホンをガチで探してみた!

「彼女(仮)にヘッドホンをプレゼントしたいんですけど、よさそうなものを教えてください」と、筆者(Z)に相談が舞い込んできました。相手は同じ編集部のアラサー男性のYさん。話を聞くと、最近知り合った女性(彼女、仮)が音楽好きで「いい音のヘッドホンを教えて〜」と言われたそうな。オーバヘッドタイプの本格的なヘッドホンに興味があるとのことです。
「彼女(仮)にピッタリな高音質ヘッドホンを選びたい」という熱意に後押しされ、それなら、「あらゆるヘッドホンが集まる『ヘッドフォン祭』で探してみてはどうか」という話になり、とんとん拍子で筆者(Z)とYさんのオタク2人組で「女子にプレゼントしやすいヘッドホン」を探してみることに。とはいえやっぱりその“女子”が不在ないのはいただけないということで、モデルさんに実際にヘッドホンを付けてもらいながらチェックしてみました。多少、独断と偏見が入っているかもしれませんが、真剣に(ガチで)探してみました。
女子向けのヘッドホン選びで注意したいこと
※今回は相談者Yさんと筆者(Z)の会話形式でスタートします!

女子向けのヘッドホンについて真剣に話し合う2人
相談者Yさん(以下、Y):ヘッドホンのことはヘッドホンオタクに聞け!というわけで普段オーディオ製品のレビューを担当しているZさんに相談したんですが、どうして探すのを手伝ってくれるんですか(普段付き合いわるいのに……)。
Z:いつもお世話になっている、新製品オタクのYさんの頼みですもの、そりゃ手伝いますよ〜。ヘッドホン女子にときめきを感じますから。1人でも多くの女子がヘッドホンを手にしてくれることを願ってるんです!
Y:ヘッドホン女子って増えてますよね! オシャレなヘッドホンを愛用している方をよく見かけるようになりました。
筆者Z(以下、Z):(ハァ〜、これだから……)確かにそういう面もありますけど、それだけじゃないと思いますよ。ヘッドホン女子とは「ヘッドホンを愛用する女子」のことであります! ここ重要ですから!!!!
Y:!!!(何かヤバいスイッチが入っちゃった。どうしよう)
Z:要するに、何を重視しているのかってことです。ルックスで選んでいる人もいれば、イヤホンだとキツイからという理由でフィット感を重視している人もいます。もちろん音で選ぶ方も。そういうヘッドホンを愛用している女子のことを総じて、ヘッドホン女子と呼んでるんです。各々にちゃんとした理由があって選んでいます。それと、個人的には、スタジオモニターの無骨なものとか、たとえば、HD25-1 IIとか、MDR-CD900STとか、そういうのを付けている子のほうが、ポイント高いですね。そういうコントラストの違い、ギャップにグッとくるんですよ。電車や街中で、バンドで楽器を演奏している子が、そういうヘッドホンつけて楽器を持っていたら、胸キュンでしょ! でも、オシャレ系のヘッドホンも女性的な魅力が引き立って好きですけど。

熱く語る筆者(Z)
Y:(ごちゃごちゃうるさいな……、相談する相手間違えたかな)ふーん、奥が深いんですね。ヘッドホン女子はまぁいいとして、プレゼントで選ぶときのポイントはありますか?
Z:一番重要なのは、やっぱりデザインになります。
Y:えっ?
Z:女子にプレゼントするものですよね。ルックスのいいものを選ぶのは大前提ですよ。音がいいからといって男性向けのものを選んではいけません!!!
Y:は、はい……(やべっ、男性向けのものでもいいと思ってた)
Z:極端に大きくて重いものや、無骨なデザインのものなどを好む方もいると思いますが、Yさんの彼女(仮)が実際に装着する姿を想像してみてください。装着する側の立場に立って考えてみると、おのずと答えは見えてくるはずです。
Y:は、はい……(やべっ、無骨なやつもかわいいと思ってた)。
Z:個人的には無骨なものを身に付けている女子にキュンとしますが、それは男性側の考え方であって、女子の多くはそうではないと思います。装着感がよくて、オシャレで、音がよくて。プレゼントでは、そういったものを選ぶのが無難だと思いますよ。
Y:なるほど〜(意外にいいアドバイス!)。
Z:あとはやっぱり音質ですね。いい音のものでないとプレゼントする意味がない!!!
Y:そりゃそーだ!
Z:音質に関しては「どこで使うか」も大事ですね。たとえば、通勤や通学時などの外で使うのであれば、基本、音漏れを防ぎ環境音を遮断できる密閉型の一択。自宅なら開放型でもOK。複数台持ちを考えているなら、お出かけ用と自宅用で、使い分けるのもアリ。けど、大体の場合は、1台を外でも家でも共有するというケースが多いと思いますので、基本、密閉型のほうが便利ではないでしょうか。
Y:なるほど。では今回は密閉型でお願いします。製品の数が多いので選ぶのが大変そう〜。
Z:事前にある程度絞ってはありますが、「ヘッドフォン祭」の会場をひととおり見てまわってチェックしましょう!
Y:よろしくお願いします!

真剣に筆者(Z)の話を聞くY
ヘッドホンは冬のコーディネートとの相性がよい
Z:(およそ6時間程度の取材を終えて)女子が使っても違和感のないデザインで、極端に価格が高くないものを選んでみました。以下の6モデルになりますが、どうですか? よさそうじゃないですか? ヘッドホン初心者の人にしてみると高価に感じると思いますが、音はいいし、見栄えもいいので、女子のお目にはかなうはず!
ソニー「h.ear on MDR-100A」オンキヨー「H500M」B&O「BeoPlay H8」B&O「FORM 2i」B&W「P3」ゼンハイザー「MOMENTUM On-Ear i」

今回、「女子にプレゼントしやすい高音質ヘッドホン」として選んだのはソニー「h.ear on MDR-100A」(左上)、オンキヨー「H500M」(中央上)、B&O「BeoPlay H8」(右上)、B&O「FORM 2i」(左下)、B&W「P3」(中央下)、ゼンハイザー「MOMENTUM On-Ear i」(右下)の6モデル
Y:こうやってみると、最近のヘッドホンは本当に華やかさがありますね。
Z:そうですね、ヘッドホン女子が増えてきているので、デザインに注力した製品が増えてきていますよ。あと、ヘッドホンは秋から冬にかけて、特に相性がいいんですよ。
Y:相性?
Z:冬のコーディネートに合うってことです!
Y:はぁ?(何言ってんだ……)
Z:Yさん、わかってないですね〜。オーバーヘッドタイプのヘッドホンをつけるときに女子が気にしてしまうのが髪型なんですよ。頭の上に乗せるので、どうしても髪型が崩れやすくなるんです。それを気にしている人にしてみたら、ヘッドホンはちょっとハードルが高い。でも、冬って、ニットやハットとかのいわゆる帽子を被ることもあるじゃないですか。そこにヘッドホンを合わせても髪型を気にすることはないし、違和感もないですよね。これは、季節限定のコラボレーションなんですよ。そこにマフラーを加えればもう死角なし。きゅんきゅんです!!!!
Y:(なんかこわい……)Zさん、一度深呼吸しましょう。人に見せられない表情してますよ。
Z:(Yさんの会話をさえぎるようにして)あと、夏に比べてムレないのもポイント! 夏にヘッドホンを装着するとやたらムレるんですが、冬になればむしろ、耳をすっぽり覆えるオーバー型なら耳はあったかいです。イヤーマフの変わりにもなります。耳の上に乗せるオンイヤー型だと少し寒いですが、それでも多少はあたたかいかな、と。

ニット帽にヘッドホンを組み合わせたコーディネートの例
Y:オーバーイヤーまたはオンイヤーを選ぶ際に気を付けたほうがいいことはありますか?
Z:女子ならではというか、配慮しておきたいことはありますね。そのひとつがピアス。耳たぶにつけるワンポイントのであれば、たぶん、オンイヤーでもオーバーイヤーでも平気ですが、アクセサリーが大きいものや、いわゆる軟骨ピアスだと、ものによってイヤーパッドとぶつかる(ひっかかる)ことがあるので、そこは気を付けたほうがいいかも。
Y:たしかに引っかかったら痛そう。
Z:あとはメガネの有無にも注意です。オンイヤータイプで側圧にゆとりがないと、メガネのフレームに触れて、ヘッドホンを外すときに一緒にメガネもスポーンと抜け落ちます。
Y:自分もやりましたよー。それ。自宅ならいいけど、外でやっちゃうとこわい!
Z:それと、持ち運ぶときの携帯性。バックの中にコンパクトにしまえるほうがやっぱりいいです。荷物が多い人なら重要だと思う。とりあえずはこのくらいですかね。
Y:なるほど。では、今回選んだ6モデルの詳細を次ページ以降で紹介していきましょう!
ソニー「h.ear on MDR-100A」
ポップなカラーで仕上げた折りたたみできるハイレゾ対応モデル
Y:これはソニー製品ですか? ソニーというと「男性に受ける」という印象がありますが……。
Z:それが違うんですよ。新ブランドの「h.ear(ヒア)」はデザイン性を重視し、色鮮やかに仕上がっています。発色もムラがなくとてもキレイな仕上がりです。
Y:色がビビッドですね〜。
Z:イヤーパッドの中のメッシュやヘッドバンドの金属部など細かいところまで同じ色で仕上げられているのがポイントです。このあたりの作り込み度の高さは、さすがソニーです。
Y:(仮の彼女のことを思い出しながら)フォーマルなスタイルにも合いそうですね。仕事の通勤途中で使っている姿に萌えそうです!


製品特徴
ソニーの新型イヤホン・ヘッドホン「h.ear(ヒア)」シリーズ。ヘッドホンタイプの製品名は「h.ear on」で、イヤホンタイプが「h.ear in」。ハイレゾ対応で高音質な音源が楽しめるほか、ポップなカラーバリエーションが5色(ビリジアンブルー、シナバーレッド、チャコールブラック、ライムイエロー、ボルドーピンク)用意されています。色合いはどれも蛍光色で、本体はシングルカラー仕上げ。オーバーイヤータイプであるためやや大きめの本体サイズですが、折りたたみ可能なので持ち運びやすいです。ケーブルも着脱も可能です。
Zによる音質インプレッション
ネオンカラーを感じさせる派手な見た目とは裏腹に、聴こえくる音は色付けがない、自然なサウンドです。低域はキレのよいスピード感、高域は繊細な音になっており、上から下まで大きなクセは感じられないですね。ハイレゾ対応をうたうだけあって、レンジも広いです。クラシック、ポップス、アニメソング、ピアノなどのジャンルを一通り聴いてみましたが、どれもそつなく聴こえてきます。ディティールの再現もよく、今回選んだ製品の中では、トータルのバランスですぐれていた製品ですね。
試しに、Astell&Kernのハイレゾ対応プレーヤー「AK Jr」を用いて、上原ひろみの「Alive」(アルバム「Alive」から)を試聴してみましたが。シンプルな構成の楽曲ですが、ピアノ、多弦ベース、ドラムスの音をしっかり拾っています。空間的な広さより、音のエッジがきわだっています。この価格帯の中では、相応の解像感と静けさを備えた、ヘッドホンであると思いますよ。
オンキヨー「H500M」
ハイレゾ対応! 人間工学に基づいたイヤーパッドで着け心地も良好
Y:オンキヨーのヘッドホン、最近増えてきてますよね。
Z:そうですね。オーディオ愛好家の人にしてみたら、スピーカーのイメージが強いオンキヨーですが、最近では、ヘッドホンにも力をいれています。特にルックスにこだわったモデルが最近多いですね。
Y:選んだ製品は、かわいい系? 清楚系? な感じですね。
Z: 実は、このヘッドホンの中に、AVメーカーらしいデザインが隠されています。わかりますか? ハウジングの表面を見てください。AVアンプのボリュームノブをイメージしてデザインしているそうです。
Y:(仮の彼女のことを思い出しながら)清潔感のある女性なのでこのカラーリングはマッチしそう!


製品紹介
ハイレゾ対応ヘッドホン。カラーバリエーションはホワイトとブラックで、単一色で仕上げられています。本体は割と小さめ。人間工学に基づいたイヤーパッドを採用し、着け心地も上々。ヘッドバンドはクッション性にすぐれているため、装着時にゴツゴツとした感触もありません。ハウジングはアルミ素材。共振を防ぐなど音質に効果があるだけでなく、音漏れも防ぎます。ちなみに、外装は、AVアンプのボリュームノブをイメージしているとか。音楽再生と音声通話を切り替えできるコントロール付きマイクを備えるのため、スマートフォンと組み合わせると便利です。
Zによる音質インプレッション
落ち着いたトーンバランスが特徴的なヘッドホン。どちらかと言えば、音像の緻密さやリアリティーよりも、ムードのある空気感や雰囲気作りが魅力で、派手さが出すぎない、けれどもモニターのようでもない、という独特な音色になっています。そういう音であるためか、全体的にかろやかな傾向になっており、やわらかさを感じることもありますが、サウンドプロポーションはけっしてマッチョではないがきゃしゃでもないですね。総合的にみるとバランスのよい高音質ヘッドホンです。今回、試聴プレーヤーとしてAstell&Kern「AK Jr」のほかに、ソニーモバイルの「Xperia Z Ultra」も用意しましたが、スマートフォンでも十分にその魅力を感じられると思いました。
B&O「BeoPlay H8」
Bluetooth対応の高級モデル! 有線接続はかなりの実力
Y:Bang & Olufsen (B&O)ってどこのオーディオメーカーでしたっけ?
Z:北欧(デンマーク)のオーディオビジュアルメーカーです。国内では、マイナーかもしれませんが、実力のある製品をラインアップしています。
Y:落ち着いたデザインに好感が持てますね。
Z:ベージュやブラウンといった暖色系のカラーに、フレーム部の金属的な質感がアクセントになっています。秋冬には合ったカラバリじゃないですか?
Y:(仮の彼女のことを思い出しながら)北欧ってだけでオシャレなのでウケがよさそう! 実際オシャレだし、似合いそう!



製品特徴
今回選んだ製品の中で、唯一、Bluetoothでのワイヤレス接続をサポート。ノイズキャンセリング(以下、NC)機能を搭載し、消音性能が高いアクティブ式を採用しています。右側のイヤーカップにタッチ式のコントローラーを備えたことで、再生/一時停止、曲送り/戻し、ボリューム調整、NC機能のオン/オフのほか、呼び出し拒否やリダイヤルを簡単に行えます(通話は不可)。なお、ヘッドバンドにはカウスキン、イヤーパッドにはラムスキンを使い、革製ならではのゴージャスなデザインも魅力。カラーバリエーションは2色(Gray Hazel、Argilla Bright)です。
Zによる音質インプレッション
今回ピックアップした製品は、比較的どれもクオリティーの高い音ですが、なかでもビックリしたのが、このBeoPlay H8です。6モデルの中でもっとも高額(5万円を超える価格)で、プレゼントとしてはちょっと高めの製品かもしれませんが、音質は確かなものがあります。Bluetooth接続と有線接続の両方に対応していて、線の有無で音色の印象がガラリと変わるのも面白いところです。ワイヤレス接続では、ベースパートの音がよりドッシリと、メロディーとのコントラストが明確になり、特にボーカルは一歩前に踏み込んでくる感じです。トーンバランスはやや低音寄りですが、若者向けにあるような量感が出過ぎるタイプではなく、バランスよく上品にまとめられています。いっぽう、有線では、無線ではそこまでよく感じられなかった高域の見通しが開けるようになり、音場が広がります。ボーカルのフォーカス感も向上し、曲の雰囲気がやわらかく感じられました。無線は一般的に、音に悪影響があると言われていますが、確かに、比べれば有線接続時のほうがいいものの、無線では違ったキャラクターがあり、どちらも楽しめるようにできていると思います。機能面でも、デザインでも、また音質でも1台で色々楽しめるし役立てるモデルではないでしょうか。
B&O「FORM 2i」
重量90gのコンパクトボディ! フラットなトーンバランスが魅力
Y:これもデザインがいいですね!
Z:デザインだけじゃありません。音も聴いてみてください。
Y:(試聴中)にぎやかなところだと、多少聴こえにくくなりますが、音自体はイイ感じです。
Z: 実は、この製品、今回選んだものの中で唯一、セミオープン型なんです。まわりの騒音によって影響されてしまうところは弱点ですが、小さいわりに音がよかったのと、オシャレなデザインで、ほかにはないタイプのヘッドホンだと思います。
Y:(仮の彼女のことを思い出しながら)この小ささはオシャレでありですね〜。



製品特徴
重量90gという軽量かつコンパクトボディのヘッドホン。セミオープン(半開放)型のオンイヤータイプで、小口径のドライバーが採用されています。ベルトタイプのフレームはおしゃれなルックスで、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションに選定されたという折り紙つき。カラーバリエーションは5色用意されており、ニュートラルなカラーが中心。iPhone/iPadに対応したマイク付きインラインリモコンが搭載されています。
Zによる音質インプレッション
フラットなトーンバランスが特徴的なサウンド。小型軽量のため小口径のドライバーを採用しており、音場の広さ、細部の表現力、低域の迫力などはそれなりという印象ですが、レスポンスとトーンバランスが非常によく、その点で心地よい音を楽しめるヘッドホンだと思います。たとえば、上原ひろみのAliveを聴いてみると、シンバルの余韻が短いものの、音色自体はわりとニュートラルで、ピアノの音色がキレイに感じました。セミオープンであるため、周りの騒音の影響をうけやすいので、屋内での使用が望ましいのですが、装着時にピッタリとフィットさせることによって遮音性はある程度改善できると思います。
B&W「P3」
低域の押し出し感に特徴のあるヘッドホン
Y:Bowers & WilkinsってあのスピーカーのB&Wですか?
Z:そう、つい先日、800シリーズを「800 D3」シリーズに刷新した、英国のオーディオメーカーB&Wです。
Y:もっとゴツイものを想像していました。
Z:ヘッドバンドとイヤーカップの外と内でデザインをそろえつつ、ハウジングとフレームの金属部がいい感じに調和しています。
Y:(仮の彼女のことを思い出しながら)ポップで明るいデザインなので気に入ってくれそう!


製品紹介
折りたためるコンパクトなヘッドホン。重量は130g。オンイヤータイプになっており、クッションは布製。バンドの接触面も布製で、いずれもソフトな心地のする肌触りです。側圧は、頭の大きめの人であれば、少しきつく感じるかもしれませんが、装着感は悪くないと思います。ハウジングは金属製。バンドとイヤーカップをつなげるフレーム部にも金属が使われています。カラーバリエーションは、ブルー ブラック ホワイト レッドの4色です。
Zによる音質インプレッション
押し出し感の強いサウンド。レンジの広さやクリアで高解像度な現代音楽を楽しむのに最適なチューニングというわけではないですが、ベースラインやボーカルなどの低音域から中音域にかけてのパワー感が特徴的。多少ボワつくことはあるものの、低音の量感が多いタイプではなく、グルーブの高い音色に仕上がっています。逆に高域は、ほかの帯域に合わせたチューニングが行われているためか、あまり抜けや透明感を重視した音色ではないですが、トータルで見るとそこまで違和感はないと思います。試しに上原ひろみの「Alive」を聴いてみると、解像度はそこそこですが、グルーブ感の高い音になっていました。
ゼンハイザー「MOMENTUM On-Ear i」
ロングセラー定番モデルのオンイヤー型!
Y:ゼンハイザー、これ私も気に入って普段使ってます!
Z:なら、いいところもわかっていますよね?
Y:もちろんです!おしゃれなデザイン。カラバリも豊富。
Z:えっ、それだけ? もっと踏み込んでほしい!
Y:(仮の彼女のことを思い出しながら)ペアで使ってもいいかも!
Z:そこかよ! デザインだけじゃなく音質面でも定評のあるロングセラーモデルです。オンイヤー型とオーバーイヤー型が用意されていますが、今回はより軽量なオンイヤー型をチョイスしました。



製品特徴
2015年9月に第2世代モデルが発売された、ゼンハイザーのポータブルヘッドホン「MOMENTUM(モメンタム)シリーズ」。ファンの間では“木綿”という愛称でも呼ばれるほど、人気のある製品です。今回選んだのは、その第2世代モデルのオンイヤータイプ「MOMENTUM On-Ear i」。第2世代モデルになって、折りたたみに対応したのもポイントです。カラーバリエーションは、IVORY(アイボリー)、BLACK(ブラック)、BROWN(ブラウン)の3色。なお、オーバーイヤーの「MOMENTUM i」も用意されています。また、末尾のiはiOS対応モデルという意味で、末尾が「G」になるサムスン製Galaxy対応モデルもラインアップされていますよ。
Zによる音質インプレッション
屋外での使用に適したトーンバランスが特徴的なサウンドだと思います。中高音のキレイさを持ちつつ、押し出し感の強い低域になっており、雑踏や喧騒などのうるさいシーンでもグルーブ感のよい音が楽しめます。ただ、低域を強調しすぎるタイプではないのがポイント。比較的キレよく締りのある音になっています。また、低域が高音を邪魔することもないため、上から下までの帯域を一通り見渡せる基礎力の高い音色になっていると思います。音のピュアさはそれほどではないものの、音楽を楽しむために必要な“おいしいところ”がしっかりでたチューニングではないでしょうか。
で、どれを選ぶ?
Z:どれをプレゼントするか決まりました?
Y:うーん、どれもよさそうなので悩みますねぇ。でも、音とルックスと機能のバランスが取れているのは、ゼンハイザーのMOMENTUM On-Ear iという気がします。買えない金額ではないですし。
Z:そうかもしれないですねー。でも、ソニーもイイ感じじゃなかったですか。予算が許すならB&Oとかも選択肢としてはアリですよ!
Y:ですね。個人的には、B&Oの小さいモデル(FORM 2i)もよかったです。あの大きさであの音はなかなかないと思います。ソニーのh.ear on MDR-100Aも、音はよく言えば王道なのですけど、見た目とのギャップでかなり驚かされました。
Z:ちなみに、モデルさんにもどれがいいか聞いてみたのですが、オンキヨーのH500Mがよかったらしいです。
Y:いろいろ、教えてくれてありがとうございました。今度彼女(仮)とゆっくり選びにいきます!
Z:えっ……彼女(仮)と選びにくるって……黙ってプレゼントするんじゃないんですか?
Y:身に付けるものですから、相手がいいと思うものを知ってからプレゼントしますよ〜。
Z:(じゃあ最初から彼女と二人で探しに行けよ!)ずこー。
Y:いろいろとありがとうございました!
>> 女子にプレゼントしやすい高音質ヘッドホンをガチで探してみた! の元記事はこちら
