最後の交渉がうまくいっているようだ。4日夜、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役とサントスのフロントが再び会談した。FWロビーニョの移籍交渉をまとめるためだ。このため、アトレティコ・ミネイロからの誘いを断った。

ロビーニョに減俸を求めていたサントスは一度ブレーキをかけたが、それを受けてアトレティコ・ミネイロが争奪戦に割って入ると、同選手を失うことを恐れたサントスが再びガッリアーニ代表取締役との話し合いに臨んだのだ。

サントスのオジリオ・ロドリゲス副会長は4日午前、『ラジオESPN』のインタビューで、「大変で難しい好調だ。複雑な取引だよ」とコメント。ムリシー・ラマーリョ監督も次のように話していた。

「問題はロビーニョのサラリーが高すぎることだ。それに、ミランも求めすぎだね。でも、ロビーニョは復帰を望んでいる。それが事態を簡単にさせるはずだ。ただ、彼はサラリーの減額を受け入れなければいけない。代表でのポストを確実にしたいなら、自分に賭けなければいけないよ」

ブラジル『ランス』によると、アトレティコ・ミネイロがこれを受け、800〜900万ユーロ(約9億2000万〜10億4000万円)のオファーで乗り出してきた。同クラブは、FWロナウジーニョとともにコパ・リベルタドーレスを戦えるとロビーニョを説得しようとしたようだ。

だが、ロビーニョはサントスと約束しているようで、1000万ユーロ(約11億5000万円)でのサントス移籍が近く正式に決まりそうだ。ロビーニョは2010年からミランでプレーし、73試合に出場して22得点をマーク。2002年にヨーロッパへ行く前にプレーしたサントスでは、110試合出場47ゴールを記録している。