27日のシエナ戦で1−0と勝利したインテル。クラウディオ・ラニエリ監督は一夜明け、『ラジオ・アンキーオ・スポルト』で、「とても難しい相手との試合ということを自覚しつつ、謙虚に意欲的に戦ったことで得た勝利」と語った。

「相手がカウンターの準備をしつつ、壁をつくってくることは分かっていた。89分に突破口を見つけたね。それができるのは、強く勝利を望むチームだけだ。こういう場合は、スター選手の一人がその妙技で問題を解決してくれなければ、苦しむことになる。フィジカルコンディションは良くなった」

クリスマス休暇はすべてをリセットするのに役立つだろう。

「まずは今からリーグ中断までの試合に勝つ必要がある。次のウディネーゼ戦からね。もちろん、上位にいるチームたちが飛躍すれば、我々はどうしようもない」

「(ジョゼ・)モウリーニョがグループの力を絞り取ったとは思っていない。チームが屈しているとは思わないんだ。すべてに勝てると言っているわけじゃない。ただ、意欲はあるということだ。スクデットにふさわしいか? 選手たちは正しい意欲を持っており、数字上で決まるまでは信じなければいけない。サポーターに変な期待は抱かせたくないけどね」

MFヴェスレイ・スナイデルの回復状況について、ラニエリ監督は「年内に復帰できるかどうかは分からない」とコメント。1月の補強については、「会長やスタッフと話して、まずはチームをしっかり検討しましょうと伝えた。何か必要なら、会長は身を引かないはずだ」と語った。

そのマッシモ・モラッティ会長はマーケットについて、「何かやるべきと考えているか? まだ1カ月半あるよ。(カルロス・)テベス? 様子を見よう」と述べるにとどまり、まだ話すのは早すぎるとの見解を示している。

モラッティ会長はシエナ戦のパフォーマンスに納得していないようで、「我々は疲れていたのかもしれないね。こういう試合は美しくないけど、大事なのはなんとか勝ち点3を獲得することだ。そして、それは実現した」と話した。