サッカー女子ワールドカップ(W杯)の準決勝が14日に行なわれ、米国が3―1でフランスを破り、日本も同じく3―1でスウェーデンに快勝した。18日の決勝では日本は米国と金メダルをかけて戦うことになった。

 中国のブロガー「菊蘆侠客」さんは、今までアジアカップを手に入れたこともない日本女子サッカーが、ワールドカップにて一挙に世界の頂点に立つことを期待していると期待を綴っている。

 筆者は自身のブログにて、日本サッカーの台頭を見て、「われわれ中国人は恥ずかしく思わないのか」と問いかけた。日中のプロリーグはほぼ同時期にスタートしたが、日本は派手な名称を用いることなく、シンプルな“Jリーグ”と命名し、編成面においてもよく整えられたものだった。筆者はJリーグと中国のプロリーグを比較し、「(中国は)何がディビジョンAだ、何がスーパーリーグだ、派手な名称を用いる割には下部リーグなどただのショーとして確立することさえできていない。まして省や市などのリーグなど話にすらならない」と述べた。

 さらに、筆者は中国のサッカー界には常に「替え玉」問題が見られることを指摘。2009年に行なわれた世界学校別女子サッカー大会において、中国の重慶大坪中学校が優勝したが、世界中からアマチュアの中学生チームが出場するなか、中国は全国から選抜したいわば「国家ジュニアユースチーム」を編成して出場させたのだった。

 重慶大坪中学校は本来、中国国内では第6位の成績だった。では、なぜ1位から5位までの学校は世界大会への出場を辞退したのか。この理由について筆者は、「このことに中国サッカー協会がかかわっていないはずはあるまい。可能性としては、選抜チームとして編成されることが露呈すれば恥さらしになると考えて、1位から5位までの学校は名前に泥を塗ることを拒(こば)んだのではないか」とすいそくした。

 筆者は、さらに日本は経済とともにサッカーも堅実に発展を遂げてきたと称賛する一方、「わが国は何をしているのか、男子サッカーは落ちぶれ、女子サッカーもその歩みは危ぶまれている。われわれはなぜ日本のようにサッカーに力をいれて、そのスポーツ精神をもって社会の様々な業界を調和よく発展させることができないのだろうか」と論じた。(編集担当:畠山栄)



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