昨年9月に発売された、ニンテンドーDS向けのソフト『ラブプラス』。プレイヤーが主人公となり、ゲーム内に存在する、高嶺愛花(お嬢様キャラ)、小早川凛子(ツンデレキャラ)、姉ケ崎寧々(天然キャラ)の3人のうち1人と恋愛体験を繰り広げていく恋愛シミュレーションゲームなのだが…。

これが今、30代の男性を中心に爆発的なヒットを記録している! 


「図表入りの記事はこちら」
・仕事そっちのけで『ラブプラス』に浸かる日々…。あぁ、ツンデレの彼女なんとかしたい…
・膝の上には『ラブプラス』。これ、最近のマイスタイルです(笑)
・現実の彼女にバレまいかとヒヤヒヤしながら『ラブプラス』中。ついにデートまでこぎつけた!
・気になって気になって眠れん! マジで恋してしまってる…

など、ブロガーたちの間でも『ラブプラス』にハマり中の人々がかなり多い様子。
通常、5〜6万本の販売本数が平均値と言われている恋愛ゲーム市場において、なんと同ソフトは昨年末までに18万本もの売り上げを記録。江崎グリコ『ポッキー』とのコラボや、ビジュアル&設定集『ネネのもと』といった書籍の発売など、様々なメディアを巻き込み、売り上げを伸ばし続けているのだ。果たして、その魅力はどこに? ブロガーたちの意見を探ってみると…

・女の子と恋人になってからが楽しめるのは、従来のソフトになかった
・女子高生って設定がいい。学生時代の甘酸っぱい記憶が甦ってくる
・季節ごとに応じたイベントもあって、かなりリアル。バレンタインはドッキドキだった!
・生身の人間と恋愛してんのとあんま変わんない気が。今はれっきとしたオレの浮気相手っす(笑)

といった意見が挙げられていた。
そう、従来の恋愛シミュレーションゲームとの大きな差は、“告白されるまでが勝負”ではなく、“告白されてからが勝負”という点。

女の子から告白をされ、恋人同士になってから、ようやく本当のゲームが始まるのだ。しかも、上記コメントにもあるよう、現実とリンクした時間&季節設定になっているため、現実世界と同じタイミングで季節のイベントなども楽しめる。そのうえ、プレイヤーの好みによって服装や髪型、性格までも変わっていくのだとか…。

このソフトを制作するコナミの公式サイトを覗いてみたところ、メールでやりとりができたり、タッチパネルで彼女に触れることができたりと、かなりリアル。しかも、上目遣いや眉をひそめる表情なども見せてくれる。…いじらしいぜ、チクショウ! 惚れてまうやろー!!

とはいえ、やはり世の女性たちは、そんな恋愛シミュレーションゲームにハマる男子に対して、あまりいい印象を抱いていないのでは…? 

・ダンナと一緒に楽しんでます。愛花、かわいすぎっ
・彼氏に隠れて、男心をくすぐる女のテクを勉強中
・彼氏がハマってるのは残念だけど、なんか仕方ない気がする…やっぱカワイイし
・“ときメモ”には抵抗感あったけど、なんか『ラブプラス』にはそれほど。タレントとかも公言してるから?
・ぶっちゃけハマり中。男版も出たらいいのに

あれ? 意外にも好感触。まぁ、なかには「キモイ!」と一刀両断な意見もあったが、男子同様『ラブプラス』にハマる女子も多いようだ。
ちなみに3月13日までは、バレンタインにまつわる特別企画を開催中。惜しくもバレンタインに素敵な思い出が作れなかった人は、『ラブプラス』でリベンジをはかってみるのもいいかも。あ、もちろん、本物の彼女にホワイトデーのお返しは忘れずに! そちら、“リセット”はききませんから。

(河野文香/effect)

■関連記事
恋愛ゲーム『ラブプラス』はなぜ人気?
「キモかわE!」って、エロゲですか?
友情たっぷり!? トモダチコレクション
マジコン持ってるだけで犯罪なの?
涙のツボにささるか!?DS版「99のなみだ」
話題のiPhoneアプリをチェック!!
11章がすごい!?ブロガーが感じたFF13