第91回アカデミー賞授賞式での二人 - 画像はYouTubeのスクリーンショット

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 第91回アカデミー賞授賞式で映画『アリー/スター誕生』のレディー・ガガ&ブラッドリー・クーパーが披露した主題歌「シャロウ」のパフォーマンスがあまりに濃密だったため、「二人はデキているのではないか」とインターネット上は大盛り上がりとなった。現地時間2月27日に米ABC局のトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演したガガが、この件について語った。

 授賞式では手を取りあって客席から舞台に上がり、互いの目を熱く見つめ合いながら熱唱したガガとブラッドリー。最後はピアノの椅子に並んで座り、顔を寄せ合って劇中の二人さながらの親密さで歌い切った。オスカー屈指の名パフォーマンスとして人々を大興奮させたが、ガガは先日タレントエージェントのクリスチャン・カリーノとの婚約を破棄した一方で、客席の最前列にはブラッドリーの恋人イリーナ・シェイクがいたことから、物議も醸していた。

 “このパフォーマンスを観た多くの人が二人は実際に付き合っているんじゃないかと思っている”と司会のジミー・キンメルにツッコまれたガガは、目をぐるりと回してあきれ顔。「そうね、みんなはそこに愛を見た。なぜだと思う? それは、わたしたちが見てほしいと思ったものだから! 『シャロウ』はラブソングで、『アリー/スター誕生』はラブストーリーなの。わたしたちはこのパフォーマンスのために、1週間、本当に一生懸命準備をしたのよ」と明かす。

 『アリー/スター誕生』で監督デビューを果たしたブラッドリーが、二人で舞台に上がるところから撮影方法、照明まで全てを演出したのだという。ガガは「あれは彼のビジョンなのよ。パフォーマンスの面から言っても、わたしたちがずっとつながり合っているというのはとても重要なことだった。トニー・ベネット(ジャズボーカル界のキング。現在92歳)と3年にわたってワールドツアーをした時も、わたしは彼に腕を回していたわ。ラブソングを歌う時に、人々にもその感情を感じてほしいから」ときっぱり。

 「わたしはアーティストだから、今回わたしたちはいい仕事をしたってことじゃないかしら。皆を惑わせたんだからね!」と笑った。実際、イリーナはこのパフォーマンスに誰よりも早くスタンディングオベーションを贈り、席に戻ったガガをハグで祝福しており、二人の関係は良好なようだ。ガガは「シャロウ」でアカデミー賞歌曲賞に輝き、自身初となるオスカー像を獲得した。(編集部・市川遥)