NTTドコモの音声認識は侮れない! 通話内容を忘れないAIサービス「おはなしメモ」から見える音声認識の未来

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NTTドコモの2017-2018 冬春 新サービス・新商品発表会では、
・最新フラグシップモデル
・折りたたみ二画面スマホ「M」
・dポイントを始めとする「d」を冠したサービス
が注目を集めました。

しかし、筆者がもっとも注目し、便利に利用しているのが「おはなしメモ」です。

おはなしメモは、その名の通り「通話の内容をメモしてくれる」サービスです。

現時点ではトライアルサービスということもあり、対応機種であればアプリをインストールすれば無料で利用できます。

○おはなしメモで、うっかり忘れが減る
筆者の経験として、電話での会話が長くなってしまうと、通話中の約束事を忘れてしまうことが増えます。
たとえば、
「来週の何曜日の何時って約束したっけ…」
など、通話中は覚えておいたはずの大事な約束の記憶が、通話後、あやふやになってしまうことがよくあります。

また、通話中に別の電話が入ってきて切り換えたり、折り返し通話をしたりすると、それぞれの通話内容の一部を忘れてしまうことも多々あります。

通話中、片手でメモを取れない移動中の「ながら電話」だとメモも取りながら通話するわけにもいきません。

そこで活躍するのが「おはなしメモ」なのです。

おはなしメモを利用すれば、通話中の「自分が話した内容」をテキストメモとして保存してくれます。通話が終了した後、おはなしメモのテキストを確認すえば、話した内容を忘れることは、もうありません。


おはなしメモはこの通り、地名などもハッキリ記録される


おはなしメモ、その精度は、
「ゆっくり」「ハキハキ」と記録したい部分について話せば、地名などもハッキリとテキストに残してくれます。
普通の会話については文節がハッキリしないと変な文章になることもありますが、会話のニュアンスがわかる程度には残ります。

○会話の内容はクラウドで処理
おはなしメモは、会話の内容をテキストに変換する処理そのものは、スマートフォン本体では行っていません。
会話内容は、リアルタイムで通信を介してサーバーへ送信され、通話終了時にテキストに変換されたデータがスマートフォンへダウンロードされるようになっています。

ただ、通信を介してテキスト化を行うので、
「電波状況が良くない」
「回線が混雑している」
などの条件下だと、サーバーへ会話のデータを送ることができないため、テキストに変換することができないことです。


通信回線の混雑か、サーバーへ会話データが遅れず変換ができないことも


おはなしメモは、現時点ではまだ「トライアルサービス」です。
したがって、うまく活用するには、
・「ゆっくり」「ハキハキ」と話す
・通信状態が良好なエリアが必要
など、まだこうした点に留意して利用する必要があります。
しかし、このような課題も、今後改善されていくことでしょう。

NTTドコモは、これまでも
「しゃべってコンシェル」
「みえる電話」
など、
最近話題の
音声認識
「AIアシスタント」
に類するサービスをいち早く取り組み提供してきています。
こうした取り組みで培った音声を解析するノウハウに期待したいところです。

またNTTドコモは、今夏より「ドコモAIエージェント・オープンパートナーイニシアティブ」として、多くのパートナー企業とAI、音声認識についてサービスやAPIをオープン化し、より良いサービスを開発できるよう取り組み強化も行っています。

「おはなしメモ」はもちろんのこと、NTTドコモの音声認識サービスは今後更なる進化を遂げること間違いないでしょう。


迎 悟