「もしも2年前に、僕がフランクフルトとサインを交わすなんて耳にするなら、そんなことは馬鹿げていると思っただろうね」と、水曜日に行われた入団会見にて語ったセバスチャン・ハーラー(23)。

その時は2007年から在籍したフランス2部AJオセールでプレーしており、「ユースの時はうまくいってたけど、でもトップチームではそうもいかなくなったね。監督交代が繰り返され、どの監督も異なるスタイルをもち、僕は起用されたりされなかったりした」とコメント、「そしてユトレヒトでプレーするチャンスを得たんだよ」と言葉を続けている。

そこで190cmの大型FWはリーグ戦82試合に出場して41得点。さらにフランスU21代表では20試合で13得点を記録しており、得点力とフィジカルに長けた、キープ力のあるチームプレイヤーだ。獲得にはすくなくとも700万ユーロは投じているだろう。

これはクラブ史上最高額での獲得ということになるのだが、「移籍金はクラブでの話。歴代最高金額だろうが、メッシやロナウドなんかとは僕は違う」と述べ、「クラブ、チームメイト、監督、そしてファンのために全力を尽くす」と意気込みを語った。

なおコミュニケーションについてはその明るい性格と英語力に長けており、さらにドイツでは勉強に励んでいくことになる。「正しいステップだ」と語ったハーラーは、「スタジアム、町など全てが完璧だ。家族もいいフィーリングを感じているし、とにかく嬉しい。試合が待ちきれないね。」と、ブンデスリーガという「大きなステップ」での挑戦に意気込みを見せている。