Barcroft Media/ゲッティイメージズ

写真拡大

ソーシャルマッチングアプリTinderは、オルペジェタ自然保護区とのパートナーシップを締結し、「世界一結婚を望まれる独身男性キャンペーン」として、地球上で最後の雄のシロサイである「スーダン」の子孫を残すためのプロジェクトをローンチしたと、2017年4月26日発表した。

目標額は900万ドル

この独身男性とは、地球上で最後の一頭となったキタシロサイのオスのことで、名前は「スーダン」という。

「スーダン」はケニアにあるオルペジェタ自然保護区で独身生活を送っており、ライフルに武装した警備官に守られて暮らしている。2頭のメス「ナジン」と「ファトゥ」がいるが、彼らは高齢で自然繁殖ができない状態にあるという。

この2頭以外に繁殖への協力を期待できるシロサイのメスは、現在1万7000頭ほどいる。そこで、スーダンをTinderに登録した。

ユーザーは4月26日からTinderに登場する「スーダン」を右スワイプすることができるようになる。「スーダン」を右にスワイプし、マッチすると「スーダン」が現在暮らすケニア共和国のオルペジェタ自然保護区の公式サイトのドネーション(寄付)サイトにつながり、希望者は寄付の手続きにすすめる。

目標額は900万ドル。日本円にして約10億円だ。

Tinderのコミュニケーション・マーケティング部門のヘッドであるマット・デイビッド氏は、

「スーダンのプロフィールとティンダーが190カ国もの(40言語)で使用されている人気のアプリであることを考えると、このキャンペーンは成功する可能性は高いと思っています」と、述べている。

詳細は公式サイトから。