1967年選抜制覇…1983年日本シリーズMVPに輝いた大田卓司氏人呼んで「必殺仕事人」――。西鉄時代からライオンズ一筋18年、寡黙で大きな仕事を成し遂げるイメージがあった。現在でも「史上最高の日本シリーズ」とも言われる1983年の西武対巨人ではMVP。引退後はコーチやスカウトを歴任した。大田卓司氏は現在、古希を過ぎて72歳。好々爺然とした柔和な風貌になっているが、改めて現役時の話を聞くと、プロ入り時に受けた“冷遇”