11月11日は中国では「光棍節(独身者の日)」としてネット通販業界が大いに盛り上がる日だ。中国メディアの中国時尚品牌網は12日、独身者の日の通販商戦において、ユニクロが大きな存在感を示したと伝えた。(イメージ写真提供:(C)tktktk/123RF.COM)

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 毎年11月11日は中国では「光棍節(独身者の日)」としてネット通販業界が大いに盛り上がる日だ。中国メディアの中国時尚品牌網は12日、独身者の日の通販商戦において、ユニクロが大きな存在感を示したと伝えた。

 独身者を象徴する「1」が4つ並ぶ「11月11日」、ネット通販業界は「おひとり様は家にこもってショッピングを」と呼びかけ、各社がバーゲンセールを展開する。

 アリババ傘下の天猫(Tmall)は中国最大の“B2C”ショッピングサイトであり、今年のTmallの「独身者の日」における売上高は571億元(約1兆800億円)に達し、13年の362億元(約6850億円)を大きく上回った。

 報道によれば、Tmallでの販売ランキングで存在感を示したのは日本のファッションブランド「ユニクロ」で、競争が激しい女性ファッションではユニクロが売り上げで2位になったほか、男性ファッションでも5位になった。

 各メーカーが激しい火花を散らす「独身者の日」の通販商戦において、ユニクロが存在感を示すことができた理由について、中国時尚品牌網は「ユニクロのアプリはリアル店舗へ誘導するための便利なツールであり、リアル店舗で購入する消費者とTmallに開設しているネット店舗で購入する消費者を相互の店舗に誘導できており、オンラインとオフラインを上手に使い分けさせているため」などと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)tktktk/123RF.COM)