【TDL/TDS】当選率アップの方法は!? 『爽涼鼓舞』『ビッグバンドビート』…“ディズニーショー抽選システム”のしくみ
■10回連続外れるケースも。なかなか当たらないショーの抽選
東京ディズニーリゾートのショーの一部に、抽選でしか座席で観賞できないものがあります。ディズニーランドの『ワンマンズ・ドリームII−ザ・マジック・リブズ・オン』、『爽涼鼓舞』(夏イベント限定ショー)、ディズニーシーの『ビッグバンドビート』等です。
これ、「なかなか当選しない……」と嘆く人がけっこう多く、中には10回以上連続で外れているという知り合いの話も聞いています。例えば、『爽涼鼓舞“THE FINAL”』の場合、平均入場者数(うち、2人に1人が抽選をしたと仮定)を座席数で割ると、おおよそ5人に1人が当選する程度の期待値になります。
2012年度のランド&シー入園者数は27,502,000人。単純に365日で割ると、1日あたり 75,348人。これまた単純に2で割って、1パークあたり37,674人。2人に1人が抽選した場合、抽選者数は18,836人。
一方、『爽涼鼓舞“THE FINAL”』の座席数はおおよそ2,000席。公演が1日2回あるので、トータル4,000席。合算すると、
18,836人 ÷ 4,000席 = 1席あたり4.7人
■当選確率を上げる方法はあるのか?
もちろん前記の計算は、混雑の偏りを考慮しておらず(大混雑時のディズニーランドの入園者数は5万人以上とも言われる)、抽選者数も大雑把な想定でしかありません。大混雑時は1席あたり10人以上の狭き門になる可能性も考えられます。
仮に当選確率20%だとしても、統計的に言って、10回連続で外れるのはそう珍しいことではありません。となれば、考えがいくのは「少しでも当選確率を上げる方法はないの?」ということですよね。私自身、『爽涼鼓舞』は8回抽選して1回しか当選していないので、かなり真剣に考えていました。
■なぜ終了直前まで当選者が出続ける?
一つ、ディズニーの抽選システムを考えるうえで、気になっていることがありました。それは、どんなに人が殺到しても、抽選終了直前まできちんと当選者が出続ける事実です。
もし、当選確率を固定してしまったら、混雑時は早く席がなくなってしまい、早い者勝ちと大差ない結果になってしまいます。逆に抽選する人が少なければ、座席が余ってしまうでしょう。
ですので、何かしらの確率調整を行っているのは確実です。当初は、座席数を抽選時間で割って、まんべんなく当選者が出るように振り分けているのかと思いました。が、これでは明らかに有利不利があります。1日の中でも、抽選をする人が多いときは相対的に当選確率が下がり、抽選者数が少ないときは当たりやすくなるからです。
しかしながら、ファンのホームページやブログ、Yahoo!知恵袋など、どこを見渡しても、「抽選者が少ないときのほうが明らかに有利」という情報は出てきません。年間2,700万人以上が訪れる施設で、このような明らかな有利不利が存在するとしたら、情報が出ると考えるのが自然です。
■ヒントは特許申請にあり!
実は東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドは、2004年に「抽選システム及び抽選情報処理装置」に関する特許を出願しています(結果は、「一般的に容易に考えつける」などの理由で拒絶査定)。その内容を見ると、上記のような問題を見事に解決してみせていました。
抽選システム及び抽選情報処理装置 - 特開2005−266842 | j-tokkyo
長い文章なので要点のみ紹介しますが、最大のポイントは、解決する課題として記載されている以下の文章です。
残り当選数や残り抽選時間等に応じて当選倍率を自動的に変動させて、抽選申込み時間の早い遅いや、抽選申込み数の多い少ないにさ程関係なく、主催者の意図した通りに抽選時間内に、合理的に当選残数を0にする。
具体的な方法は、
・ 日々の抽選データを蓄積
・ データからその時間の抽選者数を予測
・ 抽選の残り時間と残り席数を取得
・ 抽選終了時間までに合理的に残席ゼロになるように当選倍率を決定
詳細な計算方法までは記載されていませんが、抽選終了時間まで当選者を出し続けながら、なおかつ、いつ抽選をしてもなるべく平等になるように考えられているというわけです。
■最大の攻略法は、空いている平日を狙って行く……
もちろん、特許出願は10年近く前のことであり、現在もこの通りの抽選システムである可能性は低いでしょう。何かしら改善なり改良が加えられていると考えるのが自然です。
が、一方で「いつ抽選をしても平等になるように」との基本思想に変化はないだろうとも想像できます。
唯一言えるのは、
・ 入場者数が少ないときは相対的に当選確率が上がる
・ データによる予想抽選者数と、実際の抽選者数に大きな齟齬があった場合、誤差を調整するために当選倍率が変動する
程度のことだけですね。後者にしても、たとえそのとおりだったとして、当選倍率が上がっている時間を意図的に狙うのは、事実上不可能です。ならば最大の攻略法は、空いている平日を狙って行く、という結論になります。
やはり運を天に任せて、根気強く通うしかないみたいですね。うむむ、残念!
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