蒙古タンメン中本を初体験してみた

写真拡大

B級グルメといえば、ラーメンは外すことのできない王道ジャンルだが、その中でも「派閥」ともいうべき大型チェーン店グループがあるのは皆さんご存じのところだろう。例えばそれは「大勝軒」系であり、「二郎」系であり、そして今回紹介する「蒙古タンメン中本」系でもある。

蒙古タンメン中本といえば、激辛ラーメンがウリの店だ。私が長らく中本に足を踏み入れなかった理由は、辛いだけがウリのラーメンだと思っていたからだ。しかし知人・友人から中本の話を聞くにつれ、どうやら辛いだけのラーメンではないことがわかってきた。そこで思い立って、最寄りである「蒙古タンメン中本 大宮店」を訪問したのがつい昨日のことである。

今回は初めてにもかかわらず、辛さレベル8の「味噌玉子麺」を選択した。というのも、辛さには四川料理が好きなこともあって慣れていることや、友人イチオシのメニューがこれだったこともあってだ。王道を最初に選ばなかったことはご容赦いただきたい。待つこと7〜8分ほど、運ばれてきた「味噌玉子麺」は……写真の通り、赤い。スープが赤い。そこにうっすら赤みのさすもやしと、ネギ、玉子がちりばめられていた。

勇気を出して食べてみると…これがうまい。レベル8なので超辛い!と思われていた辛さは、辛いには辛いのだが、暴力的なものではなかった。むしろウマ辛いという表現がぴったりの味で、これはガンガン食べすすめられてしまう。むしろ辛さよりも唐辛子(豆板醤?)のカケラが喉にひっかかってむせることを心配したほうが良さそうだった。

中本のうまさは、野菜エキスがしみ出したスープと、逆にスープのうまみが十分に吸収された野菜にあるように思えた。この両者がなんとも言えない絶妙なバランスで味を構成していて、不思議な気持ちにさせてくれる。うーん、これは本当にうまいじゃないか……次は王道メニューである蒙古タンメン&定食も頼んでみなくてはならないだろう。

ちなみに食事中はそこまで強く感じなかった辛みだが、5時間ほど経った後に胃をカンカンに熱くさせたことを追記しておきたい。またニンニクが強烈なほどに入っているので、仕事時のランチに食べるには注意が必要だろう。

辛さだけだと勝手に先入観をもっていた中本は、ウマ辛くてとても美味しいラーメンだった。もし同じようなイメージで中本を避けている方がいるようなら、辛くないラーメンもあるようなので、ぜひ一度挑戦してみてほしい。これぞB級グルメの王道!といった至福の時を過ごせること間違い無しだろう。

http://www.moukotanmen-nakamoto.com/

(中山 記男) http://airoplane.net/