【セルジオ越後コラム】イングランド戦、「惜敗」ではなく「繰り返し」だ
30日のイングランド戦は1−2の逆転負けだった。スコアだけ見れば惜敗で、「強豪相手に善戦」という見方もされているけど、錯覚してはいけないね。確かにどん底だった韓国戦より良かった部分はあるかもしれない。でも、明らかな練習試合モードだったイングランドのモチベーションを考えると、日本にとって強豪相手に試合をする新鮮さがもたらした「1点差」負けに過ぎない。
それは試合後のTVインタビューに答えた選手のコメントにも表れていたよね。「強い相手とできて楽しかった」と。つまり、いかにこういう相手と試合をしてきていないか、ということだよ。
振り返れば、ドイツW杯直前のドイツ戦、その前年のコンフェデ杯のブラジル戦、2004年のイングランド戦。スター選手を相手に目を輝かせた日本代表は、いつも惜しい戦いを見せてきた。しかし本番では負ける。今回もそれと同じことが起きただけで、とてもじゃないけど状況が好転したとは言えない。
理由としては、終盤に足が止まって逃げ切れなかったこと、そして攻撃でほとんど何もできなかったことがある。
早い時間帯にセットプレーで1点取ることができたが、その後は時間を追うごとにチャンスの数が減っていった。川島が当たっていなかったら、点差はもっと開いていただろう。
終盤に足が止まるのも、それを交代で改善できないことも不安要素だ。4年前、オーストラリアのヒディンク監督に狙われたのもそこ。ここを放置したまま本大会に臨むのは危険すぎる。
今から劇的に体力が向上するわけはないのだから、戦い方を考えなければいけないね。次のコートジボワール戦では、勝ち負けは関係なく、こうやって攻める、こうやって流れを変える、こうやって勝ちを狙う、といった明確なものを見せてもらいたいね。
はっきり言ってこれまでの日本代表の流れには大きく失望しているが、希望も可能性もゼロになることはない。コートジボワール戦で何か光を見せてほしい。(了)
それは試合後のTVインタビューに答えた選手のコメントにも表れていたよね。「強い相手とできて楽しかった」と。つまり、いかにこういう相手と試合をしてきていないか、ということだよ。
理由としては、終盤に足が止まって逃げ切れなかったこと、そして攻撃でほとんど何もできなかったことがある。
早い時間帯にセットプレーで1点取ることができたが、その後は時間を追うごとにチャンスの数が減っていった。川島が当たっていなかったら、点差はもっと開いていただろう。
終盤に足が止まるのも、それを交代で改善できないことも不安要素だ。4年前、オーストラリアのヒディンク監督に狙われたのもそこ。ここを放置したまま本大会に臨むのは危険すぎる。
今から劇的に体力が向上するわけはないのだから、戦い方を考えなければいけないね。次のコートジボワール戦では、勝ち負けは関係なく、こうやって攻める、こうやって流れを変える、こうやって勝ちを狙う、といった明確なものを見せてもらいたいね。
はっきり言ってこれまでの日本代表の流れには大きく失望しているが、希望も可能性もゼロになることはない。コートジボワール戦で何か光を見せてほしい。(了)
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サッカー解説でお馴染みのセルジオ氏による辛口コラム。