ディープインパクトの孫娘、ヨーロッパで存在感見せつける…英競馬・キングジョージを制覇
25日に英アスコット競馬場で行われたキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(GI・芝2390メートル)で、ディープインパクトの孫娘にあたるカルパナ(英、牝(めす)5歳)が優勝した。
日本から挑んだマスカレードボール(牡(おす)4歳)とヴェルテンベルク(牡6歳)が伸びを欠く中、日本競馬の至宝と称賛されるディープが夏の欧州頂上決戦で改めて存在感を示した。
カルパナの父スタディオブマンはディープ産駒のフランス調教馬で、2018年の仏ダービー(GI)を制した。祖父や父の優れた決め手を受け継いだカルパナは、ここまで牝馬(ひんば)限定GIを2勝。今回のレースでも最後の直線で鋭い末脚を発揮し、連覇を狙ったカランダガン(仏、セン(せん)5歳)ら強豪を抑えて前年2着の雪辱を果たした。
夏の大一番を制覇したことで、今後の動向に関心が集まる。英紙レーシングポスト(電子版)によると、陣営は昨年7着に敗れた10月の凱旋(がいせん)門賞(仏GI)について「間違いなく考慮する対象になる」と参戦の可能性に言及。出走してくれば、宝塚記念(GI)を連覇して武豊とのコンビで臨む予定のメイショウタバル(牡5歳)にとっても強力なライバルとなりそうだ。
欧州にはディープの最終世代産駒で、英ダービー(GI)などを勝って24年のジャパンカップ(同)を最後に種牡馬(しゅぼば)となったオーギュストロダンもいる。これからもディープの血を継承した馬たちが世界の大レースで活躍することを期待したい。(英アスコットで、工藤圭太)

