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「4年という日を迎えたくはない…もう4年も経ってしまうのかと複雑な気持ちです」

【写真を見る】「人間じゃない」逃亡続ける八田與一容疑者への憤り 被害者が語る風化への危機感と切実な願い 別府ひき逃げ殺傷事件

2022年6月、大分県別府市で起きたひき逃げ殺傷事件。被害男性の時計は、あの日から止まったままです。

癒えることのない心の傷

2022年6月29日午後7時45分頃、信号待ちをしていた男性(当時大学生)とその友人(当時19)は、八田與一容疑者(29)の運転する軽乗用車に追突され、友人は命を落とし、彼自身も負傷しました。

この事件で大切な友人を亡くした男性は、逃亡を続ける八田容疑者への強い憤りを隠せません。

「許せないですよね。あのようなむごい事件を起こしておいて、出頭もしない。彼は人間じゃないなと正直感じています」

現在は大学を卒業し、大分県を離れて暮らす男性。発生から4年が経った今も、心の傷は癒えることはありません。

「なんで僕だけ生き残ってしまったんだろうか、僕も楽に死ねたら良かったと正直最初は思っていました。やっぱりそのままじゃいけないと常々感じていて、前を向いて一歩ずつ、がんばっている途中です」

現場を寂しくさせたくない――残された男性の願い

男性が今、強く抱いているのは事件の「風化」への危機感です。報道機関が定期的に事件を取り上げることが重要だと考え、自身も積極的に取材に応じてきました。

「まだ事件を知らない方が一定数いるので、まずは知ってほしい。若い命が奪われた残酷さを絶対に忘れないでほしいし、僕らが忘れなければ事件は風化しないと思っています」

事件現場には今も、亡くなった友人が好きだった飲み物や花束が絶えず供えられています。

「勝手なお願いではあるんですけど、あの現場を寂しくさせたくない。近くを通ることがあれば、ちょっと立ち止まって手を合わせるなどしていただければありがたい」

それが、残された男性のささやかな願いです。

【情報提供先】大分県別府警察署捜査本部:0977-21-2131