欧州各国で記録的な暑さ続く スペインでは熱波で212人死亡

(CNN)欧州でヒートドーム現象が発生し、複数の国は25日、37度を超える暑さに備えている。英国ではすでに6月の最高気温が2日連続で更新され、他の国でもこれまでの最高気温を超える可能性がある。
英イングランド南西部のメリーフィールドでは25日、気温が36.7度に達し、英気象庁によると、24日に更新されたばかりの英国の6月の最高気温を上回った。この記録はこの日のうちにさらに更新される可能性がある。今回の熱波に見舞われる以前、6月の最高気温は50年前に記録された35.6度だった。
スイス・バーゼルでは同日、38度に達し、6月の気温として観測史上最高となった。スイス気象当局によると、これまでの最高気温は1947年に記録された36.9度だった。
フランス気象局によると、同国では24日から25日にかけて、観測史上最も暑い夜となった。24日は2日連続で観測史上最も気温が高く、24時間の平均気温は30度。パリを含む多くの町や都市で40度を上回った。
スペインでも今週、国内記録が更新された。同国気象庁は24日、22日と23日が6月として観測史上最も暑い日となり、平均気温を7.1度上回ったと発表した。
この暑さにより死者が急速に出始めている。スペインの死者数監視システムのデータによると、同国では過去4日間で212人が熱波により死亡した。
ロイター通信の報道によると、フランスでは過去1週間で、暑さを逃れようとして少なくとも48人が溺死(できし)し、子ども3人が高温の車内で死亡しているのが見つかった。イタリアでは、農作業員やホームレスの男性を含む少なくとも5人が暑熱関連で死亡したと報告されている。
熱波はいつまで続くのか英国とフランスでは週末にかけて暑さが和らぎ、28日には大幅に緩和する見通しだ。
ただし、熱波は徐々に東へと移動するため、欧州大陸の他の地域では週末にかけて極端な高温が想定される。
熱波のピークは27日になるとみられ、ドイツの多くの都市では気温が40度に達する見込み。ポーランド、ハンガリー、クロアチアなども極端な暑さを警戒している。
