脱・税理士の菅原「社員が幸せにならなければ経営の意味がない」“感謝の言葉”を得る働き方を推奨

「社員が幸せを感じる職場環境はどうやって作るのか？経営者が最大にやるべき使命についてお話しします。」と題した動画で、脱・税理士の菅原氏が登場。今回の動画では、ご自身が大きく影響を受けた書籍として、株式会社ティアの富安社長が執筆した『愛ある経営』を紹介しながら、仕事をストレスではなく「生きがい」として捉えるべきだという独自のビジョンを力強く語った。

菅原氏は「仕事を生きがいとして人生を送るのか、仕事をストレスとして人生を送るのかで、人生の充実度って全然変わる」と断言。自身の会社のビジョンについても「社員が仕事を生き甲斐と感じ、成長でき、幸せと感じる環境を日本中に広める」と掲げていることを明かした。そのためには、「今の日本社会って、仕事イコールストレス社会じゃないですか。でも僕は、仕事たくさんできるのは幸せなこと」と、仕事に対するポジティブな価値観を訴えかける。

一方で、近年は働くことが単なる「お金を得る手段」としか捉えられていない風潮が強まっていると危惧。「働くことで得るものの一番目は『ありがとう』。まずは感謝の言葉を得るために仕事をするべき」と持論を展開し、「今の子は対価が先で、だからやってあげますよという人が増えている。だから企業教育が必要」と教育の重要性も語った。

また、動画内では「何のために、誰のために、この仕事、この会社はあるのかを伝える教育が必要」「会社が教育を怠れば、社員はやらされてる感だけが残る」と指摘。経営者の価値観の押し付けではなく、丁寧な教育を通じて“働きがい”を伝える必要があると強調した。

さらに、お金の貸し借りにまつわる話題では、「本当に友達のことを思うなら、最初からお金は貸さない。自分で働いて頑張ってもらう方が長く付き合える」とし、経営者としても「社員への前貸しは絶対しない」と自らの判断基準を明かした。

動画の締めでは、「運が良い、悪いというのは、どれだけ動いたかだけの違い。“とことん動きましたね”か“全然動いてないですね”と同じこと」「チャンスをつかみたければまず動け」と視聴者を鼓舞。