脱・税理士が激白「退職代行利用者に退職金は不要」――経営者たちが抱く本音

YouTubeチャンネルで配信された最新動画「退職金規程は作らないことをオススメする理由とは？退職代行サービスを使う人に対しての正直な意見をお伝えします。」で、脱・税理士の菅原氏が企業の退職金制度と、近年話題の退職代行サービス利用者への対応に関して率直な見解を語った。

冒頭で菅原氏は「退職金規定を作れば、払わなきゃいけない可能性があるので、僕は退職金規定を作らないことをお勧めしている」と自身の基本スタンスを明言。さらに「退職代行を使う人に退職金払わんやろ。減額じゃない。ゼロ。」と語った。膨らむ退職代行利用の現状についても触れ、「今多いんですってね。問題だと思うよ。退職金が欲しければ、ちゃんと挨拶するべきだと思うよ。人としては当たり前の話だよ」と強調した。

視聴者からの「退職金は必ず何万円以上渡さなければならないという決まりがないので、会社が自由に決められるらしい」という質問にも「退職金規定がなければ、別に払う払わないも自由やで。僕は退職金規定を作らないことをお勧めしてる」と繰り返し説明。その理由について、「こういう退職代行を使って退職する人がいるで。そんな人に退職金規定通りの退職金払ったら、たまってもんじゃない」と本音を明かし、経営者としての現実的な視点を示した。

さらに菅原氏は「退職代行を使って退職する人が転職先で成功することはない。これは僕は思うよ」とバッサリ。「目の前の嫌なことを避けていくことやね」と語り、あくまで自身の経営観を貫く姿勢が印象的だった。

一方で「社員の立場ならそんなもんなんかパワハラ受けたでそんな会社が悪いっていう人もおるかもしれないけどね」と、あくまで状況や立場によって見方は異なると認めつつ、「退職金が欲しかったらせいせい堂々と来て」と呼び掛けた。

動画の最後には「まず経営者の方は退職規定を作らない。退職代行を使ったらもう払わない」と重ねて強調。今後も寄せられるさまざまな質問や経営のリアルに答えていく意気込みを伝えて締めくくった。