【大相撲】豊昇龍が秋巡業の朝稽古で全勝「明日からもガンガン稽古を積んでいきたい」
看板力士の威厳を取り戻せるか。大相撲秋巡業が２日、神奈川・相模原市立総合体育館で開催され、大関豊昇龍（２５＝立浪）は朝稽古で小結平戸海（２４＝境川）らと８番取って全勝。「いい感じ。体の状態も悪くない。明日からもガンガン稽古を積んでいきたい」と納得の表情を浮かべた。
秋場所では８勝７敗とふがいない成績に終わった。千秋楽に勝ち越しを決め、辛くもカド番を回避。大の里（２４＝二所ノ関）には１４日目の直接対決で完敗を喫し、２度目の優勝を許してしまった。その大の里は場所後に大関昇進を果たしたが、豊昇龍は「大関が増えた？ そこは意識してない。相撲は団体じゃないし個人だから。周りのことは気にしてない」ときっぱり。あくまでも自分の相撲に集中する構えを見せた。
モンゴル出身で、２０１５年に千葉・柏市の日体大柏高に留学。３日には柏市中央体育館で、５年ぶりに巡業が開催される。「前回は俺がまだ若い衆の時だった。柏は日本のふるさとなので」とにっこり。第２の故郷への凱旋を心待ちにしていた。
