綾瀬はるかが結婚に言及

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 来年には40才、「不惑」の節目を迎える綾瀬はるか(39才)。最近はナレーションやNHKの旅番組に出演するなど、女優業以外にもマルチに活躍している。この5月からは、ファッション誌『GINZA』(マガジンハウス)のウェブサイトで連載エッセイ「はるにっき」をスタート。初回で取り上げたのは、97才になっても故郷・広島県で元気に暮らす祖母の言葉だった。

【写真】夜の街中で目をぱっちり見開く綾瀬はるか。他、路上で記念撮影する綾瀬、ケータイを見ながらうろうろする姿も

「なるようにしかならんけぇね」

 落ち込んだり悩んだりしたとき、いつも祖母はこう優しく励ましてくれたと綴った綾瀬。

「飾らない表現で、大切にしている家族を紹介した好感の持てる文章でした」(ファッション関係者)

 コロナ禍以降、女優業は映画に比重を置く。長谷川博己とNHK大河ドラマ『八重の桜』以来の共演となった『はい、泳げません』や女性スパイを演じた『リボルバー・リリー』など、年に1〜2本程度のペースで出演作が公開されている。

「決して大作ばかりではなく、綾瀬さんが自分で企画を厳選している様子がうかがえます」(映画業界関係者)

 一方、CMはユニクロ、日本生命、コカ・コーラなど名だたる大企業のものに出演。クリーンなイメージはデビュー時から変わらず、いまもクライアントから引っ張りだこだ。順調にキャリアを積み重ねている綾瀬だが、このところ、アンニュイな様子がうかがわれるという。

「どうやらプライベートで悩んでいるようなのです」

 こう語るのは芸能関係者。最近、ある“名著”をめぐって綾瀬が呟いた言葉が周囲をざわつかせたと明かす。その名著とは、ドイツの精神分析学者、エーリッヒ・フロムが記した『愛するということ』。1956年に出版されて以降、「愛の指南書」として世代を超えて読み継がれてきたベストセラーだ。綾瀬にとって同著は愛読書のようで、2014年に雑誌『ダ・ヴィンチ』のインタビューでも、

《誰かを愛することは全ての人を愛することだと書いてあったのが、すごく印象に残っています》

 と、おすすめの一冊として挙げている。綾瀬は親しい知人に同著を「最近、読み直した」と語った後、こう独りごちたという。

結婚って何なんでしょうね……」

 これを聞いた周囲は「結婚する気があったんだ」と一様に驚いたという。

「これまで共演者や韓国人のイケメン俳優などと噂になったことはありましたが、決定的な場面を撮られたことはなく、ずっと私生活はベールに包まれたままでしたので。エッセイで広島の祖母を取り上げたのも、結婚を意識する中で、家族のありがたみを感じたからではないでしょうか」(綾瀬の知人)

 不惑を目前に、綾瀬は誰を思い浮かべながら、愛の指南書のページをめくったのだろうか。今回もきっと、おばあちゃんは「なるようにしかならんけぇね」と彼女の背中を押すのだろう。

※女性セブン2024年5月30日号