レパードSに出走予定のクールミラボー(撮影:高橋正和)

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 今週の日曜日は、新潟競馬場でレパードS(GIII・ダ1700m)が行われます。

 過去10年では、前走オープン・重賞組が優勢ですが、条件戦組も12頭が馬券になっていて数では侮れません。ただし、前走3勝クラス組が[0-0-1-1]で2勝クラス組が[3-3-2-42]だったのに対して、1勝クラス組は[0-3-0-31]と未勝利。好走した3頭の人気が7・12・10人気と妙味はあるものの、基本的には一枚割り引きたいところです。

 ただし今年は、過去10年で4勝のユニコーンS組や、1~3着馬を9頭輩出のジャパンダートダービー組が不在。例年以上に条件戦組の取捨が重要になりそうです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走条件戦で3人気以下(ただし、前走馬体重490キロ以上馬は除く)
[0-0-0-18]複勝率0%
該当馬:クールミラボー、ライオットガール、リバートゥルー
(過去の主な該当馬:20年ライトウォーリア4人気12着)

 条件戦からの臨戦馬は、3勝2着6回と侮れない成績だ。しかし、前走で3人気以下の評価だった馬は苦戦傾向。前走の馬体重が490キロ以上と馬格のある馬を除くと、評価は下げてみたい。
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるクールミラボーが消去データに該当しました。

 芝でも、重賞のきさらぎ賞3着の実績のある馬です。ダートでは[2-2-0-0]と安定した戦績を残しているのにくわえ、前走は古馬相手の2勝クラスでも僅差の2着と好走しています。ただし、その前走では3人気で馬体重も474キロ。過去傾向的には、疑ってみる手はありそうです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。