俳優の犬飼貴丈が3月29日、都内で行われたBS-TBS木曜ドラマ23『僕らの食卓』制作発表会に、ダブル主演を務める飯島寛騎と共に出席した。犬飼は自身の地元・徳島でのオールロケで、キャストやスタッフにおいしいお店などを紹介し“犬ログ”ぶりを発揮していたことを明かされていた。会見には子役の前山くうがも参加した。



本作は、三田織の人気コミックを実写ドラマ化。人と食事をするのが苦手な豊(犬飼)が、ある日公園で出会った年の離れた兄弟の穣と交流をするなかで、自然と一緒にご飯を食べることができるようになっていき……。


本作のロケは徳島県美馬市で行われた。犬飼は「ロケの休憩時間にコンビニに行こうとして歩いていると、偶然同級生の車を見つけて、写真を撮って送ったら『なんでここにいるの?』というやり取りが何回かあって。徳島県って結構広いと思っていたのですが、実は狭いんだなと思いました」と地元撮影ならではのエピソードを披露。


一方の飯島は「スケジュールはタイトだったのですが、ちょっとお腹が空いたときに、彼のおすすめのラーメン屋さんを教えてもらいました。“犬ログ”のおかげで、徳島が堪能できました」と感謝を述べる。


原作はほのぼのとした温かさが人気のコミック。犬飼は「初めて原作を読ませていただいたとき、心がとても温かくなりました」と感想を述べると「その雰囲気が台本にも受け継がれていて、この温かさを映像にもしたいなと思って臨みました」と語る。



さらに犬飼は「僕が演じた豊の温かさも大切にしたいと思い、日常から豊に寄り添った考え方をするように心がけていました。プライベートでも優しい男になろうと努力していました」と語ると、プライベートでも犬飼と親交がある飯島も「(犬飼の優しさを)バリバリ感じました。カメラが回っていないところから、みんな役になっていました」と笑顔を見せていた。


作品は世界240以上の国と地域でも放送されることが発表。犬飼は「海外にも知り合いがちらほらいるので、その友達に届くのかなと思うと嬉しいです」と笑顔を見せると、飯島は「僕はあまり海外の友達がいないんですよね」とつぶやくと「でもSNSを頑張って作品を広めていきたいです」と意気込んでいた。


■ドラマ『僕らの食卓』
2023年4月6日BS-TBSにて放送、4月12日よりLeminoにて配信