前巨人・山口俊「キャンプインなのに自主トレ」不可解行動で浮上した「スキャンダル暴露封じ」

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 昨年、自由契約を通達された山口俊に、なんと巨人の「飼い殺し説」が流れ出している。

 スポーツ紙遊軍記者は、1月28日に巨人系スポーツ紙に掲載された山口の記事に首をかしげた。

「キャンプインなのに、現役続行に向けて2月も鳥取市内で自主トレを続行する、という記事はおかしいですよ。今後、どこかのチームのキャンプに参加し、テストを受けることが決まっているなら分かるが、そんな話は伝わってこない。巨人がある意図を持って練習させている、としか思えない。山口に再契約をチラつかせて自主トレもどきの行動をさせ、口を封じようという魂胆だと考えられます」

 今季、3年ぶりにペナント奪回をもくろむ原巨人は、なりふり構っている状況にはない。

 山口は17年7月に、都内の飲食店で泥酔して負傷。訪れた病院の扉を破壊した上に、男性警備員を負傷させ、出場停止処分を受けた。罰金と減俸を合わせた金額は1億円以上ともいわれているが、全ては明らかになっていない。

 DeNA時代から山口の酒癖の悪さはつとに知られており、巨人在籍時代に引き起こした事件はこれ以外にもあった、との情報もある。次の職が決まらず、ヤケになって口を開けば、どんなネタが飛び出してくるか分からない。

「山口本人のネタだけならいいが、他の選手のスキャンダルを世間にブチまけられたら、たまらない。おとなしく練習していれば、そのうちチャンスがあるかも、と納得させているのかもしれません。育成契約なら最低保証240万円でいいですからね。口止め料と考えれば安い」(前出・遊軍記者)

 巨人では昨年、坂本勇人が引き起こした中絶騒動などが、いまだ非難の的になっている。巨人も坂本も知らん顔を続けているが、世間的にはこの問題が消滅したわけではない。今季も何らかのチームスキャンダルが発覚すれば、坂本の話が蒸し返され、拡大する可能性もあるのだ。

 現在の山口の力量では現役でのプレーは難しいが、溺れる者はわらをもつかむ、ということわざがある。山口の背中を押しているのが家族ではなく、巨人の甘言なら、哀れでならない。

(阿部勝彦)