自民・谷垣総裁「明日の採決を必ず行うこと」 - BLOGOS編集部
※この記事は2012年06月25日にBLOGOSで公開されたものです
自民党の谷垣総裁が、25日、有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。谷垣総裁は明日の社会保障と税の一体改革関連法案の採決に
「相当数の造反は起きる。明日の採決は記名投票。誰が反対したか記録に残る。民主党の亀裂があぶりだされることになる」
「離党が５４名を超えれば民主党は過半数を失う。そこまで行かなくても、新党きづなの９名を合わせて５１名になれば、内閣不信任案を提出できるようになる」と説明。
また、民主党執行部への不信感も強く、
「民主党執行部は採決を嫌がっていて、先送り工作を続けている。ひとつの例が、明日の議員運営委員会で、自民党が反対している公職選挙法の法案審議を強行、自民党は怒って審議を拒否する。そうすれば税と社会保障の一体改革の採決も先へ飛んでしまうだろう。というような駆け引きが行われている」と明かした。
さらに、
「造反者が出た場合の処分が明確ではない。野党に協力を求めてきておいて、いつまでも採決を先送りするとか、造反者の処分もできないでは、参議院で一緒に審議を進めて行けるのか、非常に疑問に思っている。明日の採決を必ず行うこと、そして党議違反にはきちんとした処分を」
と、民主党執行部をけん制した。
（BLOGOS編集部 田野幸伸）
