航海中の自衛艦から塗料缶などを大量に捨てた疑いで海上自衛官3人が書類送検されました。

書類送検されたのは海上自衛隊呉基地所属潜水艦救難艦「ちはや」の乗組員羽熊博幸海曹長ら3人です。

3人は去年11月、小豆島沖と淡路島沖で2回にわたり自衛艦の補修で使用する塗料缶など、あわせて41個を海に捨てた疑いがもたれています。

ボートで釣りをしていた男性が「海に浮いている缶を発見し回収した」と通報をし事件が発覚。

缶の一部には「防衛省」との記載があり高松海上保安部が捜査を進めていました。

3人は「艦内で不要になった塗料缶を捨てた」などといずれも容疑を認めているということです。

潜水艦救難艦「ちはや」の渡邉正裕艦長は「遵法精神に欠ける行為に対し、誠に申し訳なく思っております。今後さらなる教育を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。