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 フルーツ大福と聞くと、“いちご大福”を連想する人も多いでしょう。しかし、『五條堂』の「フルーツパフェ大福」は、いちごだけではありません。バナナやブルーベリーなど、たくさんのフルーツが贅沢に詰め込まれているんです。

 美しい断面をみると、思わず手に入れたくなってしまう筆者。お取り寄せしようと思ったら、すごい人気で完売でした……。しかし、再販を待ってようやくゲットできました。

夜空に咲く花火を表現した、パフェのような大福

「鴻池花火」4個入り、1680円(税込)

 今回注文したのは、4個入りの「鴻池花火(こうのいけはなび)」。届いた箱を開けてみると、火薬玉に見立てた大ぶりな大福が詰め込まれていました。

『五條堂』がある大阪府・鴻池町には、もともと花火大会がなかったそう。そこで「和菓子で花火を表現したい」という思いから生まれたのが、この「鴻池花火」だそうです。打ち上げ花火がプリントされた包み紙も可愛いですよね。では早速、味わってみましょう。

フルーツの酸味と生クリーム、粒餡のコラボが絶妙!

 包みを開けると、ポテっと柔らかく、薄皮の大福がお目見えしました。手のひらに乗せてみたのですが、女性の手のひらいっぱいになるくらいのボリューム感! フルーツがぎっしり入っているので、ずっしりと重みを感じます。

 ナイフで半分に切ってみると、色とりどりの可愛らしい断面が出現! ブルーベリーやオレンジ、バナナ、フランボワーズ、パイナップルがぎっしりと詰まっていて、見るからにジューシーです。

 5種類のフルーツと生クリーム、こし餡を羽二重餅で丁寧に手包みして作られています。その美しさは、夜空に咲く打ち上げ花火そのもの。

カットする断面によって表情が変わるのも◎

 一口食べてみると、フルーツの酸味とクリーム、こし餡の上品な甘さが絶妙に混ざり合います。抹茶もいいですが、コーヒーや紅茶、スパークリングでも合いそうですね。さっぱりとした甘味ですが、ボリューム満点なので、ひとつ食べると小さなパフェを食べたような満足感。解凍してから食べると、フルーツの香りをふわりと感じることができますが、筆者は半解凍でアイスのように食べるのをおすすめします。

『五條堂』は地元・大阪だけでなく、大福を求めて県外から訪れるお客様も多いのだとか。自分のご褒美に、贈呈用に、ぜひお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎加藤朋子)

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五條堂

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