結成15周年を迎えたロックユニット“GRANRODEO”のボーカル・KISHOW(谷山紀章)とギタリスト・e-ZUKA(飯塚昌明)がパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて」 http://mv-sp.gsj.bz/view.page/menu/program/gr/mada2/top。10月13日(火)の放送では、番組恒例の選曲コーナーをお届け。2人が“NEW WORLD=新世界”を感じた楽曲をセレクトしました。


(左から)KISHOW、e-ZUKA



毎回、いろいろなテーマ、お題を元に選曲を披露していく「ハートに火がつく、プレイリスト!」のコーナー。今回は、GRANRODEOの最新曲「welcome to THE WORLD」のコンセプトにちなんだ“NEW WORLD”をテーマに、最近知った新しい音楽や新世代のバンドをセレクトしました。

【KISHOWが選ぶ“NEW WORLD”を感じた1曲】
「タイムスペース」/Awesome City Club


KISHOW:僕は、自分が歌いたい音楽と聴く音楽は違っていて。最近は“シティポップ”だとか“ネオ・ソウル”を聴きますね。

e-ZUKA:今のネオ・ソウルって何ですか?

KISHOW:要するに、シティポップとかのいい意味で耳障りのいい曲を、もっとブラッシュアップして今風にしている、っていうのかな?

e-ZUKA:我々ギタリストYouTuber業界では……(笑)。

KISHOW:え? e-ZUKAさんって、ギタリストYouTuberなの(笑)!?

e-ZUKA:ネオソウル・ギターがめっちゃ流行っているんですよ。こんな……(と、いくつかアクセントとなるフレーズをギターで演奏)。これ、新曲の「welcome to THE WORLD」にちょっと入れたんですけどね。

KISHOW:ちゃんと採り入れていますね(笑)。そのカテゴリーのアーティストが、日本の若いアーティストのなかで今とても多い印象があるんです。最近、解散発表をしたそうだけど、PAELLAS(パエリアズ)もその辺の旗手ですよね。そこで、僕はAwesome City Club(オーサムシティクラブ)もすごく好きで。僕の大好きなキリンジの「エイリアンズ」をカバーしているのを聴いて、すごくいいなと思ったんです。

――そんなAwesome City Clubを聴きながら、e-ZUKAが楽曲分析をしてみます。

e-ZUKA:コード進行がずるいんだよね。

KISHOW:“どうせかっこいいヤツじゃん”っていう(笑)?

e-ZUKA:よくあるんですけど、例えばアル・クーパーの「Jolie」とか、ORIGINAL LOVEもそうだよね。

KISHOW:e-ZUKAさんは、その悪魔のコード進行をGRANRODEOに採り入れるつもりはないんですか?

e-ZUKA:(サビじゃなく)Bメロで使うのもいいと思うんですよね(笑)!

【e-ZUKAが選ぶ“NEW WORLD”を感じた1曲】
「Hit Me」/ダーティ・ループス


e-ZUKA:僕はねぇ、ヴァン・ヘイレンでいうと「JUMP」。

KISHOW・e-ZUKA:“♪ジャン、ジャン、ジャッジャージャ〜”(イントロのシンセサイザーのフレーズを合唱)。

e-ZUKA:シンセがヴァン・ヘイレンに入った時点で、「うわ〜新世界!」みたいなね。

KISHOW:「シンセかい!」ってダジャレ(笑)?

e-ZUKA:「おいっ、シンセかい!(新世界)」みたいな……偶然です(笑)。逆に、ザ・ストラッツとかレニー・クラヴィッツとか、昔の音楽を今やると「おお新しい!」と感じる。あと“未来”っていうことでいうと、フューチャーベースというEDMのジャンルがあって、そこから“Kawaii Future Bass”なんて可愛い声が入っているダンスミュージックが出てきたり。

KISHOW:ほうほう。

e-ZUKA:使われている音も、作り方も面白い。そのなかでも僕が「うわ、すげーとこついてきたな!」と思ったのが、もう7年くらい前なんですけど……ダーティ・ループスというスウェーデンのバンドがいて、ベース、キーボード、ドラムの3人組なんですけど、みんなテクニックがあって。最初にやった活動が、いわゆる“歌ってみた”系?

KISHOW:はあはあ、時代ですね。

e-ZUKA:YouTubeにアデルやレディー・ガガのカバー動画をアレンジしてあげていて。コード進行もすごく凝って、リハーモナイズといってコードを変えたり。キメもすごいしベースもめっちゃうまい。そういうのをやっているところに、デイヴィッド・フォスターっていう人が目をつけたの。この人は知ってる?

KISHOW:聞いたことはある。

e-ZUKA:AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)の人ですけど、アース(ウインド・アンド・ファイアー)の曲を作ったり、あとはシカゴとかもデイヴィッド・フォスターが全部プロデュースしてデビューさせたの。テクニックもすごくて、演奏的にはすごくポップでちょっとフュージョンっぽいんですよね。歌もめっちゃうまいし、「これは新しい音楽がきたな!」と思って。

KISHOW:あ、そう!

e-ZUKA:「よし、俺はこういうのをやろう」と思って、(GRANRODEOの)「M・S COWBOYの逆襲」という曲で挑戦してみたんですけど、ちょっとうまくいかなかった(苦笑)。そういうことも含めて、聴いてもらえるといいと思います(笑)。

この日、初めてダーティ・ループスを聴いたKISHOWは、すっかりこのバンドを気に入ったようで、番組中に愛用のiPadを使ってさっそく音源を購入! まさに新しい音楽“NEW WORLD”との出会いを実感していました。

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聴取期限 2020年10月21日(水)AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて
パーソナリティ:GRANRODEO(KISHOW、e-ZUKA)
放送日時:毎週火曜21:00〜21:30
番組Webサイト:http://mv-sp.gsj.bz/view.page/menu/program/gr/mada2/top